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標高 1 万メートル、時速 785 キロでのセーフキャスティング

In 測定 by Pieter

先日私は Safecast の仲間とMITメディアラボで会うためにボストンを訪れました。いいガイガーカウンターのセットを装備していたため、フライト中に測定を行うことにしました。私達が通常使用している機器と同じものであるため、これらの測定値が日本の地上における値と比較してどのようなものか把握することができます。

計測には、私達が bGeigie に使用している Medcom Inspector と同じ、2インチのパンケーキ型センサーが内蔵されている、Thermo Scientific B20 を使用しました。この機器には、便利なログ記録機能が付いており、放射線測定に役立ちました。

以下が旅行中に取得した測定結果です。

– フライト:東京~ボストン
– 千葉県市川市の線量率:毎時0.2マイクロシーベルト
– X線機器内の最大線量率:毎時1.65ミリシーベルト(荷物だけです!)
– フライト中の最大線量率:毎時3.7マイクロシーベルト
– 平均線量率:毎時1.75マイクロシーベルト
– 旅行中の累積線量:21マイクロシーベルト
– ボストンの線量率:毎時0.10マイクロシーベルト
– ケンブリッジの赤レンガ表面の線量率:毎時0.23マイクロシーベルト(赤レンガはもともと若干放射能を帯びています)
– ケンブリッジのMIT原子炉前の線量率:毎時0.11マイクロシーベルト

もちろん、航空機内の放射線を福島における汚染と比較した場合、航空機内では人々は宇宙ガンマ線のみに比較的短い時間さらされるだけですが、福島の原発事故では、人々は終始放射線にさらされる上、強いベータ線を発する浮遊粒子にもさらされています。

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福島市訪問( 2011 年 6 月 1 日)

In マップ, 測定, 論説 by admin

1. はじめに

2011年6月1日(水)、Safecast から託された 2台のガイガーカウンタ (International Medcom 社 CRM-100 および Inspector Alert) を持って、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めていらっしゃる中手さんにお会いするために、福島市を訪ねました。この記事は、その記録です。

 

2. 新幹線にて

東京から新幹線「つばさ」で福島を目指しながら、参考までにと思い、たまに車内の放射線レベルを測定しました。宇都宮駅 (停車中) では 0.12μSv/h だった放射線レベルが、郡山に近づくと 0.42μSv/h になり、郡山駅 (停車中) では 0.56μSv/h を記録しました。郡山-福島間では 0.51μSv/h でした。

車内で、走行中にも関わらず高い放射線を検出できることが分かったので、帰りには、より細かに測定を行うことにしました。福島県による児童福祉施設等の放射線モニタリング調査結果をマップした際 ( http://goo.gl/UoMdZ )、県境を越えて放射線管理区域レベル以上の場所が広がっていることは推定できたのですが、福島県外には同様のデータが無いので、どこまで広がっているのか、その境界が分かりません (とそのときは思っていましたが、データはあったようです)。新幹線で南下しながら測定を行うことで、その境界がどこにあるか、当たりが付けられると考えたのです (結果は下の「5. まとめ」に書いています)。…

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敦賀と山田町

In 測定 by Rob Oudendijk

2011 年 6 月 12日、私と林 由佳、DSM TV の撮影班は、会社のビデオ撮影のため敦賀を訪れ、その際に美浜と原電の原子力発電所近辺を Inspector で計測しました。以下がその時の測定値と写真です。

年月日 位置座標 -1 位置座標 -2 場所 空中での測定値 地表( 1 cm )での測定値
2011/6/12 35°41’47.48″N 135°58’33.37″E 美浜 0.227 uSv/h 0.08 uSv/h
2011/6/12 35°44’54.28″N 136° 1’37.26″E 原電 0.209 uSv/h

 

2011 年 6 …

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発見と検証

In 測定, 論説 by Dirk

地図:群馬大学 早川教授による。製図:萩原氏による。

私は茨城県との県境にほど近い、千葉県の北東に位置する我孫子市に住んでいる。…

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東白川郡塙町の農家における測定値

In 測定, 論説 by Ed M Koziarski

今回の原発危機に直面する有機農家に関するドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」制作のため、梶野純子と私は 5 月 23 日にシカゴから福島に移動しました。途中東京に立ち寄り、Safecast の Pieter Franken さんからガイガーカウンター「 Inspector 」を受け取りました。この際、Pieter から使用方法を教わり、また測定値がバックグラウンド(背景)の放射線レベル(計測対象以外から放出される放射線レベル)を100 カウント・パー・ミニット( CPM )(毎時 0.3 マイクロシーベルト相当)上回った場合に計測対象は汚染されていると見なされるとの説明を受けました。

私達は避難区域から 40 km 離れた東白川郡塙町にある吉田さん一家のお宅に泊めていただいています。吉田さんの家族はこの土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んできました。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。福島県による 4 月の報告によると、吉田さんの農地から 1 マイル( 1 マイルは約 1.6 km )離れた地点で採取された土のサンプルからは合計 250 ベクレルのセシウム 134 、137 …

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福島市訪問( 2011 年 6 月 1 日)

In マップ, 測定, 論説 by kenji

1. はじめに

2011年6月1日(水)、Safecast から託された 2台のガイガーカウンタ (International Medcom 社 CRM-100 および Inspector Alert) を持って、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めていらっしゃる中手さんにお会いするために、福島市を訪ねました。この記事は、その記録です。

2. 新幹線にて

東京から新幹線「つばさ」で福島を目指しながら、参考までにと思い、たまに車内の放射線レベルを測定しました。宇都宮駅 (停車中) では 0.12μSv/h だった放射線レベルが、郡山に近づくと 0.42μSv/h になり、郡山駅 (停車中) では 0.56μSv/h を記録しました。郡山-福島間では 0.51μSv/h でした。

車内で、走行中にも関わらず高い放射線を検出できることが分かったので、帰りには、より細かに測定を行うことにしました。福島県による児童福祉施設等の放射線モニタリング調査結果をマップした際 ( http://goo.gl/UoMdZ )、県境を越えて放射線管理区域レベル以上の場所が広がっていることは推定できたのですが、福島県外には同様のデータが無いので、どこまで広がっているのか、その境界が分かりません (とそのときは思っていましたが、データはあったようです)。新幹線で南下しながら測定を行うことで、その境界がどこにあるか、当たりが付けられると考えたのです (結果は下の「5. まとめ」に書いています)。

福島市では、いろいろと驚くことがあったのですが、新幹線が福島駅に到着し、そこで降りた人々の服装が普通だったことにまず驚きました。ほとんどの人はマスクをしておらず、中にはTシャツに短パンの男性もいました。私はと言えば、マスクに帽子、長袖でなるべく放射性物質の付着を防げるように滑らかな素材の服を着ていました。

福島駅の新幹線プラットフォームでは、高所にも関わらず 0.58μSv/h が観測されました。

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