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Safecast 放射線測定セミナー: 8 月 6 日午前 10 時~、@ 渋谷 loftwork

In ニュース by sean

8 月 6 日(土)に、Safecast 主催の「日本における放射線測定」セミナーを開催いたします。

MIT メディアラボ所長で Safecast 顧問の伊藤穣一氏がセミナー開会の挨拶をいたします。また渋谷 loftwork の素晴らしい施設を使用してのセミナーとなります。

Safecast チームが Safecast の概要と現在までの活動を紹介します。

  • Safecast とは
  • 放射線の基礎
  • 放射線の計測方法
  • 使用機器 – 移動センサー、固定センサー
  • 日本の放射線マップ
  • 調査結果
  • 放射線測定のクラウドソーシング
  • 慶應義塾大学とのコラボレーション
  • 次のステップ
  • Q&A

セミナー終了後、希望される参加者のために自ら放射線測定を行ってもらう体験型ワークショップを開催します。ワークショップでは様々なガイガーカウンターその他の機器をご用意します。計測したいサンプル(試料)をご持参いただくことも可能です(その場合は事前にお知らせください)。

Safecast セミナー:
言語:日本語
日時:2011 年 8 月 6 日(土)
10:00 am …

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白いボルトロン+白いネコボット

In ニュース by sean

Incubot の友人が、日本での救援活動を支援するために特別限定商品として「 shiroi voltron (白いボルトロン)+ shiroi nekobot (白いネコボット)」フィギュアの USB を発売しました。収益の 100% が日本赤十字社および Safecast の放射線モニタリング活動に寄付されます。この支援の対象にしていただき、身に余る光栄です。Incubot 社にお礼申し上げます!…

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北岳をセーフキャストする

In 測定 by Robin Scheibler

日本で続く節電キャンペーンのため、私の会社もいくつかの土曜日と祝日に代えて 7 月に 1 週間の休暇が設けられました。東京の暑さと喧騒から逃れるため、私は涼を求めて山梨県の標高の高い地域を目指しました。目的地は、南アルプス市にある日本で 2 番目に高い、標高 3193 メートルの北岳です。キャンプ用具一式を持って臨みました。

山梨県は東京の西にある、富士山のある県で、福島原発からの放射性粒子に汚染されている可能性は低かったのですが、このような標高で自然界の宇宙線の影響を測る絶好の機会でした。このため、私は自分のガイガーカウンター( CRM100 )をリュックに取り付け、出発しました。

山梨県の甲府でバスを待つ間、最初の測定をしました。結果は、0.124 μSv/h でした。2 時間バスに乗り、登山口の南アルプス市広河原に着きました。1 時間ほど歩いたところで、2 回目の測定を行いました。結果は、標高 1800 メートルのところで最初の測定値より少しだけ高い 0.145 μSv/h でした。ついに、最初のキャンプ地である標高 2200 メートルの白根御池小屋に到着。ここでは既に約 0.218 μSv/h になっていました。

よく眠った次の日は、北岳に向かい残り 1000 メートルに挑みました。途中、標高約 2800 メートルのところで測った値は 0.342 μSv/h でした。頂上では、驚くほど低い  0.197 μSv/h を計測しました。同じ場所の地面は0.282 μSv/h …

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ハワイのホノルルをセーフキャスティング

In マップ, 測定, 論説 by ian

ハワイからこんにちは!ホノルルの放射線測定のためにbGeiger を使わせてくれた ピーター に感謝します。7 月 16 日(土)午後11時、スターバックスの駐車場で私のプリウスに bGeigie を取り付け(写真参照)、ピーターをワイキキのホテルで降ろして、私はワイキキビーチ沿いを走行しました。そしてオアフ島中央部~自宅に向けて、高速道路を西へ走行しました。 http://safecast.org/drive/81  は土曜日と日曜日の走行を合わせたものです。 日曜日には、オアフ島中央部からの途中で仕事場に立ち寄る必要があったため、モアナルアガーデンにあるかの有名な日立の木まで運転していきました。100 メートルくらいまで近づいたところで、ハーレーダビッドソンのラリーに行く手を阻まれて引き返しました(私が撮影したコマ撮り写真で見ていただけます)。 その後飛行場に向けて走り、左折してニミッツ・ハイウェイに乗り、ホノルルの海岸沿いを走り、アロハタワーとアラモアナ・ビーチパークを通過し、ワイキキに入り、プリンスホテルを過ぎ、イリカイホテルとヒルトン・ハワイアン・ビレッジを過ぎ、ワイキキの中心を通り、有名なワイキキビーチを過ぎ、美しいダイアモンド・ヘッドを登った後、ワイキキに向けてアラ・ワイ運河沿いに引き返し、ホノルル中心地を抜けて商業地域を目指し、ビショップ・ストリートを降りて Oceanit センターの駐車場に入りました。 1 分あれば、この 1 時間の走行をコマ撮り写真で見ることができます。ここをご覧下さい。マウイとホノルルのハッカー達も、Safecast.org の目的を支持するため力を貸します!気持ちを鼓舞してくれる活動と、共に動けば皆が変化をもたらすことができることを私達に示してくれた、ピーターと Safecast.org のチームに感謝します。…

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「福島」と共に生きる

In 論説 by Ed M Koziarski

ISL(institute for strategic leadership)の主催で開かれた「頑張っぺ福島」フォーラムで上映した映像。これまでアップしてきた映像をまとめ、銀嶺食品の大橋雄二さんの話を加えました。この­映像はこれまで撮影してきたものほんの10%です。今後も編集、撮影を継続し、福島の声を残します。…

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福島市の Safecast ボランティア S. H. さんからの報告

In ニュース by megumi

[ これは福島市にお住まいのボランティアによるゲスト記事です。]

福島市は今現在も低線量の放射能を浴び続けており、多くの人々が不安のなかで生活しています。

福島市では原発事故が起きてからあまりにも無防備な状態が長く続きました。事故発生以来、国や県、市が発表する限られた地点の計測値だけが頼りでした。子供の健康被害を考えた時、まず私は数値の正確さよりも身の回りのいわゆるホットスポットの存在を知ることが先決だと考えていました。すでに私は中国製のガイガーカウンターを所持していましたが、それも事故後 1 ヶ月が過ぎてようやく手に入れたものでした。目に見えない放射能への疑問、不安をある程度解消することができたのはその中国製カウンターのおかげです。

しかし、大まかな線量を知った後は、次第にもう少し正確に計測することの重要性を感じてきました。そんな時にいわき在住の Waterman 氏、友人の Y さんを通じて Safecast の活動を知りました。車を走らせるだけで計測でき、私が通った跡を見れば HP から周辺の値が見れるようになる。画期的だと感じました。私が計測することで市内に暮らす方々の不安の解消に役に立てればと参加しました。皆が自分の置かれた状況を知ること、理解することで次に何をすべきか判断の材料にもなるわけです。

冷たい雨の降っていたその日 Pieter さん、Joe さん、田中(キキ)さんとお会いしました。bGeigie の中に設置してある Inspector (という米国製ガイガーカウンター)の数値は中国製の線量計よりは若干高めでした。ガイガー管が大きく、計測部分の経口が大きく感度も敏感だということ、また γ 、β 、α 線を読むこと等を説明受けました。中国製のガウンターの感度は鈍いことも知りました。しかし、一般の人間がとりあえず手に入れられるものとしてはそれが限界でした。二つのガイガーカウンターの誤差は、0.14 μSv/h だと思っていたところが 0.3 μsv/h だったという具合です。不安だった誤差の懸念が払拭されました。これが 5 倍もの誤差があったとかなら、ショックで寝込んでしまったかもしれません。みなさんは室内で 0.3 μSv 前後というと 高いと感じるかもしれません。しかし、福島は事故当時は最高で 24 μSv/h ありました。今の福島市の同地点は …

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日本政府によるツイッターおよび個人ブログの監視

In 論説 by the_STIG

2011 年 3 月 11 日以降、東京電力や日本政府に都合の悪い動画やコメントを含む Youtube の動画が、投稿後数時間のうちに削除されているという報告が頻繁になされていました。不都合な Youtube の動画には、テレビ番組で論議を呼ぶようなコメントをする専門家、原子炉から放出する煙を撮影した動画、福島での経験を語る東電の元社員などがあります。

また、技術者専用のインターネットのフォーラムに「工作員」が現れ、まったく見当違いの、原発を支持する政治的動機に基づくコメントを投稿し議論を遮ることもあります。同様に、原発や放射線の問題に関わるコメントを多く含むツイッターアカウントが妨害されることもあります。

より最近では、情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案が 2011 年 6 月 17 日に国会で可決されています。

この法律により、警察は裁判所の令状なしに監視目的でインターネットサーバーに 3 カ月間、誰の通信内容でも保存させておくことができるようになります。成城大学法学部の指宿教授は、この法律により警察は制限なしに誰のインターネット活動でも監視することができるようになるとコメントしています。

同法は対象範囲が広く表面上は有益(つまりサイバー攻撃全般への対策を目的としている)に見えますが、日本人の解説者の中にはこの法律が違憲であり、少なくとも乱用の可能性は高いとしている方もいます。以下の例がこのことを明確に物語っています。

7 月 15 日に、経済産業省資源エネルギー庁は、原子力および放射線に関するブログやツイッターを監視する請負業者を募る「原子力安全規制情報広聴・広報事業」に関する入札を公示しました。経産省の入札手続きは以下にあります。

http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110624b/110624b.htm

上記サイトの最後には、請負業者の条件や責務に関わる PDF 文書へのリンクがあります。

特に、この文書では、ツイッター、ブログなどインターネット上に掲載される原子力等に関する情報のモニタリングなど、請負業者が行うべき業務が概説されています。

* コメント

過去に福島原発で働いていた小野田医師は、氏のブログに有用な情報を多く掲載しておられますが(ウェブサイト:onodekita.com/)、この中で同氏は以下の概算をされています。

スタッフ 10 …

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セーフキャスティングの参加メンバー

In 移動測定報告 by sean

私達の活動をフォローして下さっている皆さんはご存じのように、私達は bGeigie を使用して様々な形でセーフキャスティングを行っています。当サイトでは通常、測定値を中心に掲載しているのですが、今回はガイガーカウンターの裏(?)で活躍している参加者の皆さんと移動手段を少しご紹介します。下の写真では、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスで撮影した、TBS が使わせて下さった bGeigie を設置した黒光りするクラウンのセダンと、TBS レポーターの英美さん、bGeigie Sport を連れてさっそうと自転車に乗りこむロビン、その他セーフキャスティングに参加する特別な車両の数々をご覧いただけます。また、移動測定に車をお貸し下さった Tesla 社と Aston Martin 氏に心からお礼申し上げます。

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彦根での測定

In 測定 by Rob Oudendijk

私達が、毎日、彦根で測定をし、ほぼ毎日、その測定データを報告するようになって3週間が経ちます。彦根は、敦賀から 60km 程しか離れていないところです。 敦賀の近くの美浜も合わせれば、5基の原子炉が立ち並んでいますが、彦根で放射線を測るのは、どちらかと言えば、病気でない子供の熱を測ることに似てい ると言えるかもしれません。このような状態が続くことを願いましょう。約2週間前、敦賀の高速増殖炉「もんじゅ」 で、2010 年8月から原子炉容器内に落下したままになっていた重さ約3トンの炉内中継装置を引き抜く作業が行われました。もしかしたら、放射線レベルが高 くなるかもしれないと、ガイガカウンターを持って、待ち構えていましたが、幸いなことに何も起こりませんでした。引き抜き作業の試みがうまくいったという事でしょう。今日、私達は、琵琶湖の真ん中で測定を行いました。今までの最低値である 0.08 uSv/h を記録しました。

(訳:Yuka)…