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日本に於けるCOVID-19コロナ・ウィルス患者数が表す意味

In COVID19, featured, ニュース, 主要記事 by Rob Oudendijk

2020年3月24日Azby Brown著

Reiko Mori, Yoshida Suzuka, Tatsumi Baba, Ryuichi Anbo, Mami Yahiro, Momoha Koya (Furuhashi Lab., Aoyama Gakuin Univ.) 翻訳

 

先週、私はセーフキャストの一員として日本のCOVID-19コロナ・ウィルスの検査についての記事を書きました。

さて、ここCOVID-19コロナ・ウィルスに関する正確な情報の伝達が乏しく、最近では検査基準を満たしている人が検査を断られる事例が増加し、国民の間で不満や疑惑の声が挙がっています。これは政府による政策が原因ですが、検査することを重要視している韓国、台湾やシンガポールなどの国は感染者の数値が緩和し始めたのに対し、日本ではそれらの国と大幅に異なり検査数が少ない状況です。

今後一体どういうことが起こるのでしょうか?

日本国内では、普段の生活に於いて肉体的な距離を保つ傾向を筆頭に、マスクの着用や優れた衛生環境、握手による挨拶が少ない、などの要因を基にCOVID-19コロナ・ウイルスに打ち勝ったという話が最近様々な所広まってきています。セーフキャストでは「マスクの着用」や「規則正しい手洗い」は、肌の接触を減らすのと同等に重要視しており、ここまでの接触感染率の低さを保っているのは恐らくそのお陰なのではないかと思います。

しかし、学校の閉鎖や開催予定であった大きなイベントのキャンセル、そしてなるべく多くの人々が在宅ワークを行っているにも関わらず、文化的背景に基づいた日々の社会的な距離だけでは強制力がとても弱い可能性も出てきています。例えば、公園では毎日のように花見をしに来た人々で埋め尽くされ、電車も常に満員です。バーなどの飲み屋、またレストランなどの飲食店も同じ状況です。私達は今までラッキーだったのでしょうか。

その一方、感染者数は国民全般に於ける検査の不足、そして、誤った分類による単純肺炎で亡くなった方と、COVID-19コロナ・ウイルスで亡くなった方との区別が曖昧で、疑いが晴れないでいる現状も存在します。

日本の各都道府県や地方自治体は、緊急事態時には自主的に対応を行える権限を保持しています。例えば、最近のニュースでは

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COVID-19 testing, putting a face to the numbers

In COVID19, ニュース, マップ by Rob Oudendijk

SAFECASTでは先日、新型コロナ・ウイルスのテスト・マップを発行し、ウィルスの現状と猛威を示す情報がアジア、北アメリカ、そしてヨーロッパから寄せられました。

2011311日。

今回の対応について語る前に、2011/3/11について多少触れさせて下さい。

SAFECAST放射能や空気汚染などのテーマを扱い、各地域に携わる地元市民が自分達の生活、即ち「ストーリー」に密着することにより、地域独自にコントロールできるプラットフォーム作りをしてきました。

例えば原子力発電による放射能被害が深刻な福島では、現地で生活する方々に情報を提供とストーリーを提供頂くことにより、メディアが目玉集めのために誘導しがちな放射能の捨て場所ではなく、地元の方々が実際に元気に生活し、彼らの未来を描く現状を提供することを提示できました。

地元の方々が自分の土地の放射能を計測してそれを公表することにより、他人やメディア任せでストーリーを展開させるのではなく、地元の現状を素直にコントロールできるようになりましたまた、福島県と同様の現象世界中の他地域でも見られますが、同様に他地元

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日本の緊急事態に関する解説

In COVID19, ニュース, マップ, 論説 by Rob Oudendijk

2020年4月8日、アズビー・ブラウンによって公開

昨日(4月7日)、ようやく安部総理大臣によって、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡を対象とした緊急事態宣言が出され、日本のCOVID-19パンデミックへの対応は新たな局面に入りました。多くの人が指摘するように、この新たな「封鎖(ロックダウン)」は諸外国で実施されているような法的強制力を持ったものではなく、自宅待機の要請に従わなくても罰則が課せられることはありません。

現在の日本の法制度では、そのような強制的な指令を施行することはほぼ不可能なのです(第二次世界大戦前、および戦時中に国全体が非常に無意味な自己犠牲を強いられたからなのですが)。その代わり、政府は来月に向けて、これまでの要請よりも広範囲にわたる社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンス)を自主的にとるよう求めています。スーパーマーケット、コンビニエンスストア、診療所や病院、ホテル、製造業などの「必要不可欠」と見なされるサービス業は、引き続き営業するように求めていますが、バーやクラブ、ライブハウス、カラオケなど大人数が集まる場所は避け、外食しなければならない場合は大人数での利用を避けるよう、引き続き呼び掛けています。奇しくも、公衆浴場は営業を継続するよう求められているようです。都内の映画館、博物館、図書館、デパートなどの多くの公共施設は、先に受けたソーシャル・ディスタンスの要請に応じて、すでに一時的に閉鎖されており、今後も営業停止を継続するよう求められるかもしれません。そうは言っても、誰かに何かを強制することはできず、また、要請を拒否することもできるのが現状です。現在のところ、この命令が適用されるのは国内43都道府県のうち7県(正確には1都1府5県)にのみ限定されています。憂慮すべきことに、緊急規制を回避するために東京から多くの人が圏外に脱出したとの報告も多数受けています。中国やイタリアなどでは、部分的な閉鎖を行ったものの旅行者を効率的に監視しなかったため、感染者たちが国内外に新たな集団感染の種を拡散させる結果となり、事態を計り知れないほど悪化させました。

新たな非常事態宣言に含まれる7つの都道府県。出典:NHK

安倍総理大臣は、「私たち全員が努力して人と人との接触を70%、できれば80%減らすようにすれば、感染症の増加は2週間後にピークを迎え、その後減少に転じるだろう」と言及しています。この発言内容に関しては不確かな部分も多く、特に自主的に要請に応えるというのは、今までのところ日本でもちらほら見受けられました。数週間前に、もっと強力で拘束力のある措置が講じられ、より強制力のあるメッセージを訴えてくれていたならば、と私たちは思うのです。

Agence France Presseの編集者リチャード・カーター氏がツイートしました:

一方、2011年3月の大震災後、日本人は必要なことと判断すれば、不便な緊急措置であっても容易に協力してきました。 2011年には、店舗の照明を半減させたり、駅やビルの外壁のイルミネーション広告を消し、エスカレーターを停止させたり、家庭での消費電力を抑えたりなど、全国的に広がった自主的な省エネ(節電)のおかげで、全体の電力消費量は約2割減少しました。自主規制(自粛)は、お祝いごと、その他の大規模な懇親会、一般的な贅沢などを自粛するよう求められ、人々はそれに従ったのです。

これはある意味、緩やかな犠牲が求められたという最近の前例と言えるでしょう。数日前、TBSが発表した世論調査の結果によると、約80%が緊急宣言の発令に賛成していました。しかし、実際に人々は従うのでしょうか? 一週間後には分かることですが、政府は足固めに必要な準備を整えていないようですし、国民とのコミュニケーションも図れていないように思います。これには追加として、無料託児所の提供や自宅待機しなければならない従業員とその雇用者への助成金、オンラインでの書類提出を困難にする官僚的規制の緩和などが含まれます。多くの企業、大学などでは、今でも大半の従業員は、紙の書類に印鑑を押すために現場に立ち会う必要があります。現在、健康への危機が懸念される中、このような行為は野蛮とも言えます。諸々の関連支援策について話し合いが持たれ、約束されていますが、どれも実施されるに至っていません。先週の日曜日、シンガポール政府は、感染症の「第二の波」(現在、香港でも経験していること)に対応するため、非常に強力な拘束力のある対策を発表しまました。これらのガイドラインは、メディアだけでなく、政府による広報チャネルを使って明確に伝えられており、ベストプラクティスと捉えるべきでしょう。

4月6日現在の日本の症例データ。出典:NHK

3月下旬以降、東京を筆頭に日本全体でCOVID-19の感染者数は明らかに増加しています。これは、3週間前にさかのぼりますが、中途半端な形でソーシャル・ディスタンスを公式に要請したにもかかわらず、お花見で大勢の人が公園に集まり、お互いに感染したのが原因ではないかと大かた意見が一致しています。重要な点が不明確なままで、中央政府によるコミュニケーションへの取り組みは依然としてお粗末ですが、日本でのデータの公開状況はここ数週間で全体的に改善しています。東京都の多言語版COVID-19 ウェブサイトは、政府が提供してきたものよりもはるかに明確で有益な公式情報源となっています。今日現在(4月8日)、東京都の陽性者数は1196人で、2週間前から急激な増加傾向にあり、先週末には1日あたり100人を超える新規感染が発生しました。その後2日間でやや減少し、今日は144例に達しています。現在、全国で累積陽性者数が4480人を超えました。4月6日の感染者数は241人でしたが、4月3日以降は、連日300人を超える感染者数が報告されています。非常によく運営されている独立型のバイリンガルサイト、Japan COVID-19 Coronavirus Tracker,(日本新型コロナウィルス・トラッカー)は、都道府県ごとの詳細なオープンデータベースを提供しており、日本での検査済み症例数データに関して信頼できる情報源になっています。

出典:Japan COVID-19 Coronavirus Tracker (日本新型コロナウィルス・ストラッカー)

以前の記事で述べたように、多くの人々は日本での大規模な検査が行われていないために、COVID-19の実際の症例数や感染率が著しく過小評価されていると結論づけています。昨日のワシントン・ポスト紙に引用されていた、ロンドンのキングスカレッジ・ポピュレーションヘルス研究所所長の渋谷健司教授によると、「遅すぎる・・・。東京はすでに爆発的な感染者数増加の段階に入っており、医療崩壊を止めるためには一日も早く首都封鎖を実施しなければならない」と語っています。渋谷教授は、この1週間での急激な感染者数の増加は、日本の限られた検査戦略が失敗していたことを示す明らかな証拠であり、検査と発見の規模が大きくなればなるほど、そのことがより明白になるとの見解を示しています。

日本での検査数は増加していますが、発生曲線の平坦化に成功したどの国よりもはるかに遅れをとっています。数日前、首相は検査能力を1日あたり7,500人から2万人に拡大すると発表しましたが、いつ頃から実施可能となるかに関しては言及しませんでした。4月7日現在、日本では合計5万5311人が検査を受けていますが、ほぼ毎日検査が実施されていることを考慮すると、現在公表されている1日7,500人の検査能力の半分以下しかないことになります。これとは対照的に、ドイツでは週に50万人が検査を受けています。

日本では他の国と同様、肺炎のような呼吸不全による死亡者全員に対し検査を実施していないため、COVID-19の症例数が過少報告されている可能性があります。逆に、すべての死亡症例がCOVID-19に起因するという分類法は、世界的に広く行われているのですが、これはCOVID-19に起因する死の過大評価につながりうるとして批判されています。しかし、多くの国では、通常の季節性インフルエンザに罹患している間に死亡した人々は、健康上、他に問題があったとしても、インフルエンザによる死亡として記録されていることが指摘されています。特に問題視されるような慣行ではないのかもしれませんが、感染症例の重症度を追跡する上で、この意味合いを念頭に入れておく必要があります。全体として、パンデミックの規模や拡大を過小評価することの方が、過大評価することよりも公衆衛生上のリスクははるかに大きいことは明らかです。

日本のCOVID-19症例の重症度内訳。出典:NHK

日本政府や医療専門家の間では、現在のペースで重症患者数が増え続けると、集中治療室の病床が十分に確保できなくなるのではないかという深刻な懸念が上がってきています。人口10万人当たりのICU病床数の割合は、他の多くの先進国に比べてはるかに低いからです(日本は10万人当たり5床、イタリアは12床、ドイツは約30床)。この単独サイトでは、各都道府県のICUベッドの空き状況の現状を示しています。東京都を含む、少なくとも5つの都道府県では、COVID-19の症例数はすでにICU病床数を上回っています。 NHKによると、COVID-19感染者のうち、ICUでの治療が必要なほど重症化した症例は4%程度にとどまっていますが、重症化した症例がICUのベッド数を上回る可能性が出てきているとのことです。

これを受けて、政府は軽症患者が利用できるよう、東京に約10,000室、関西に3,000室、東京オリンピック村に800室を提供するとの協力をホテルから得たと報告されています。昨日から東京都中央区のホテルに患者の移動が始まりました。 3月24日にお伝えしたように、それまでCOVID-19の数値が比較的低く抑えられていたのは、マスク着用や手洗いなど日本人の様々な生活習慣のおかげだと多くの人が信じていますが、単純に運も一役買っていたのではないかと感じます。では、今後どうなるのでしょうか? 日本は引き続き幸運に恵まれ続けるかもしれません。現在の陽性患者の急増は異常だと分かってくるかもしれないですし、新たな自主的措置は、感染者急増の芽を摘み取るのに十分なほど受け入れられ、広がっていくかもしれません。しかしながら、現在の緊急事態宣言発表に影響を与えたとされる最近の調査では、無視してはならない悲惨な最悪のシナリオも想定されています。自主的措置を要請しても、自宅からの外出を60%以上を削減できなかった場合、ICUのキャパシティ不足によって、4月26日頃に医療システムが崩壊し、50万人が死亡すると著者は結論付けていました。 その一方で、3月2日以降の学校閉鎖により、子どもの接触頻度が40%減少し、2月27日以降の自主的なイベント中止により、大人の接触頻度が50%減少したことを示す未発表の研究に言及しており、外出を60%を減少させることができると期待しています。

あらゆる研究に言えることですが、全てが正確ということはありえませんし、不確実性が内在する中国のデータを基にしているので、このモデルはあくまでも基本的な想定をしているだけに過ぎません。首相は来月から1ヶ月間、ソーシャル・ディスタンスを7、8割減らすように国民に要請しています。しかし、企業が経済的苦境に陥ることなく、従業員が自宅に留まることを認める明確な補償がなければ、これらの目標を達成するのは難しいと言えるでしょう。世界の他の地域で実施されているように、日本でも数週間前から、もっと強制力、拘束力のある措置を講じて、より強力なメッセージを投げかけていたならば、もう少し効果をあげることができたのではないでしょうか。今のところ、私たちは運に頼り過ぎてしまっているようです。…

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COVID-19 検査マップ」発表

In COVID19, ニュース, マップ by sean

 

2020323日 by Sean Bonner

本日、私達はCOVID-19検査状況を見つける際に、その状況を文書化できるようなクラウドソース・マップを立ち上げました。
セーフキャスト設立の信念の1つは、人々が自分自身と友人や家族の安全性について判断を下すために、信頼できる正確な情報にアクセスできる必要があるということです。 これらのリスクに関する独立した信頼できる情報源を提供するために、クラウドソーシングされた放射線と大気質のデータを公開し始めました。

COVID-19はすでに世界中のコミュニティに壊滅的な影響を及ぼしています。
人々は今後の準備をする必要があり、そのためには良い情報が必要です。 また、検査に関する情報を簡単に入手でき、自分の健康と安全性について安心感を与え、この世界的な緊急事態の際により良い判断を下せるようにする必要があると考えています。

しかしながら、現在、世界中の多くの場所で、COVID-19の公式の検査情報はあいまい、かつ不完全であり、人々は関連性も信頼性もない公式情報源に依存しています。必要な場所に検査キットが届かなかった、不完全な検査キットの配達、過度に複雑な承認プロセス、あるいは不公平な優先順位のために、政府が発表する検査の有効性と実際の検査受診の可能性の間に一部の地域でギャップがあることが明らかになりました。
この状況は、3/11以降に私たちが見てきたものを不穏なまでに思い起こさせます。これについては、ここで詳しく説明しました。世界中の人々の助けや意見により、このマップは、さまざまな地域での検査受信の難易度状況に関する情報を提供できることを期待します。信頼できるクラウドソーシングされた情報を提供することにより、このマップが情報をより的確にターゲティングし、政府や当局の説明責任を果たすのに役立つツールになることを願っています。

地図は covid19map.safecast.orgで利用できます。

地図の利用方法:

  • 1.左側のメニュー/ナビゲーションに、マップ上の色付きのマーカーに対応する「無症状で検査拒否された(黄色
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COVID-19

In ニュース, 主要記事 by Rob Oudendijk

2020年のコロナウイルスの大発生は、9年前にセーフキャストが結成されるきっかけとなった東北地方太平洋沖地震/福島第一原子力発電所のメルトダウンと多くの点で類似しています。

私たちは今、何が起きているのか?よく理解しようと努めています。 一部は状況が非常に急速に変化しているだけでなく、透明性の欠如も原因であるため、相反する報告、政治的な情報操作、および意図的な誤情報が状況を理解するのを難しくしています。 セーフキャストは、この新しい状況で経験と努力が役立つ方法を特定しようとしています。 継続的な評価の共有に役立つ新しいニュースレターを作成しています。 毎日、いくつかの重要ポイント、COVID-19に関連する当日のハイレベルなニュース、および私たちが重要だと思うことを発信します。

セーフキャストの立場と一貫して、この複雑で急速に変化する状況をよりよく理解することを目標にアプローチするよう努めます。

セーフキャストでさらに措置を講じる際には、こちらでも発表していきます。

 …

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COVID-19に関するベストプラクティス

In ニュース by sean

202033Sean Bonner &Azby Brown

COVID-19コロナウイルスの世界的な広がりとその反応を観察すると、ちょっとしたデジャヴを感じずにはいられません。
セーフキャストが20113月に始まって以来、私たちは信頼、危機コミュニケーション、一般の認識、そして信頼できる情報の不足に脅かされて、自分達の手で問題に取り組み始めたときに何が起こるかについて、重要な経験と洞察を蓄積してきました。 その学習の一部は、今日の状況において役立てることができます。
すべての人にとって相互に有益な結果に向けた努力により、私たちは我々自身の経験からいくつかの高いレベルのベストプラクティスを共有しています。
(注意:ウイルス学や疫学ではなく、コミュニティと環境モニタリングに関する専門知識です。この記事の最後に、信頼できる専門家と情報源のリストを集めました。)

政府へのアドバイス

  • 透明性の重要性. 今日、人々を誤解させることが、明日の有益には結びつきません。逆に、正直は、狂ったように将来に報いることができるでしょう。

  • 安全第一。短期的な政治的利益のために、有権者の長期的な健康を危険にさらさないでください。人々が病気にならないようにすることは、党派的な問題であってはなりません。

  • 信頼は再生可能なリソースではない。今はもう1920年代ではありません。
    人々は信頼できる多くの情報源を持っています。もし彼らがあなたを信頼できると感じないなら、彼らは単に他の場所を見て、振り返らなくなるでしょう。

  • 効果的なメッセージングの重要性。熟練した最高の危機管理者を頻繁に公式の場で話させることです。もし政治家がメディアに出演する必要が場合、専門家以外は懸念の簡潔な表現に限定されるべきであり、その後、すぐに専門家に説明の役割を託すべきです。専門家が、政治家が言ったことをすぐに修正したり、矛盾したりするような状況に置かれないようするべきです。

  • 旅行の禁止、検疫、および学校の​​閉鎖は、非常に破壊的な手段
    影響と停止するタイミングを決定する難しさを熟考ことなく制定すべきではありません。これらの実施の特定の条件および旅行禁止またはその他の閉鎖を終了することは、説明される前に事前に国民に対して、慎重に明示されるべきです。

メディアへのアドバイス

  • 確認されていないスクープの公開を急ぐ衝動を抑えてください。 誤情報ははるかに速く広がり、事後の修正を行っても情報は残ってしまいます。

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情報透明性、 オリンピック、悩ましい汚染水. PART 2

In ニュース by azby

 

Part 1 はこちら

2020年東京オリンピックに関して耳にする懸念は、汚染水タンクの問題よりも漠然としています。ある人たちは、日本に来るのは本当に安全か?と尋ねてきます。他のある人たちは、福島県に絞って聞いてきます。
何人かのジャーナリスト達は、福島県の福島あずま球場で開催される競技を観戦する人々の潜在的なリスクについて詳しく調査するよう、私たちに求めてきます。

東京在住ビジネスマン・Roy Tomizawa氏の質問に対しては、彼にbGeigieを作り、スタジアムを自分で調査することを提案しました。
彼は実際にbGeigie製作に挑み、調査を行い、結果をレポートにまとめました

人々が自分達の手で調査できるようにすることは、私たちが一般の人々と関り、情報公開するために好む方法です。放射線リスクに関しては、「安全」の枠組み全体に問題があるとしばしば指摘しています。食品、環境、およびその他の場所で許容される放射線制限のガイドラインは、実際には「安全」の制限ではなく、それを超えることは「安全ではない」という意味ではありません。これらは、実際に「安全でない」被ばくを防ぐことを目的として、保護措置の行動を起こすための警告レベルです。
いずれの場合も、重要な質問は次のとおりです。このリスクを理解していますか?そのリスクは受け入れられますか?
これが人々にとって必要なことであり、政府がこれまでのところ、情報を提供するという使命をほぼ実行できていない点です。
繰り返しますが、最も大事な点は透明性にかかっていると思います。

Googleで”福島 オリンピック”と検索すれば、来年、福島を訪れる競技者および訪問者が、生命のリスクに関する懸念を持っていることがよくわかります。
韓国政府は、現地の製品を食べることで健康上のリスクが生じないように、チームが自分用の食品を持ち込むことを発表しました。多くの人々は、日本政府が福島でオリンピックのイベントを開催して、災害の影響を隠し、福島県を正常に装おうとしていると、疑っています。政府がずっと前からこの”シナリオ“のコントロールを失い、2020年のオリンピック開始前に回復することはできず、その悪影響はその後何年も続く可能性があることは明らかに見えます。
世界中の人々が懸念しているリスクに対して、わかりやすい形の適切なメッセージや情報はありません。これまでに見てきたメッセージは、不器用で、何かすべてが順調であるように意図した、笑顔の幸せな人のイメージ作りに重きを置いています。その人々が政府自体に不信感を持っているため、誰もそういった心からの安心感を信頼していません。

日本政府機関は、このような問題に対する権威が、一般にはまだ損なわれていないという前提の下で行動しているようです。彼らのメッセージは、必要な透明性を実証せず、かつ適切な説明をすることなく、「委員会の調査結果、安全だと判断しました。」と単に発言するだけの仮定の下に形成されているようです。
政府のやり方をこれ以上簡素化することは望んでいませんが、私たちは福島の人々を大切にしているので、政府には福島の状況について明確かつ正確な情報を提示していただきたいのです。
福島の状況は、Googleの検索結果で現れる、警告されるような内容ほど悪いものではありませんが、間違いなく最高の状態というわけでもありません。正直なメッセージには真実が反映されます。私たちも、なぜ世界の人々の既存の恐怖と懐疑心を無視して、政府が福島でオリンピックを開催にこぎつけたのだろう?と思います。多くの福島県民は競技開催を支持しており、2011年の災害以降の県の進捗状況に前向きなスポットを当てることを望んでいます。それは地元の経済にも良いかもしれません。

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情報透明性、 オリンピック、悩ましい汚染水. PART 1

In ニュース by azby

 

Part 2 はこちら.

疑問の山

2020年東京オリンピックが近づき、福島第一原発で保管している汚染処理水を太平洋に放出する計画に関して、最近、我々の元に質問が多く寄せられますが、言及することは容易ではありません。なぜならそれは公共の安全問題が関わっているからです。
来年の東京オリンピックを観戦に来る人達、特に福島会場を訪れる人たちにとって、放射線はどの程度安全なのか?
東京電力が福島第一原発に何百ものタンクに現在貯蔵しているトリチウムおよび他の放射性核種を含む水を放出することはどれくらい安全なのか?
この2つの疑問はもちろん別の問題ですが、どちらも、答えは透明性にかかっています。ジャーナリストと一般市民の両方からこれらの問題について非常に多くの疑問を受け取っているという事実は、福島第一原発に関して日本政府と東京電力が述べていることに対する信頼の欠如が未だ続いていることを表しています。
透明性なしで信頼はあり得ないということが、私たちの信条のひとつとなっており、あらゆる機会があるごとに繰り返し発言しています。疑問がオリンピックや水、食品の安全性、環境、あるいは健康に関するものであれ、利用可能な科学データのみが全体像の一定部分を明らかにします。
科学が政策をサポートしている場合でも、一般市民が正確さを評価するのに十分な透明性のある情報が提供されていないことは何回もあります。
そして、私たち自身が公式の主張を確信を持って検証または反論するのに十分な信頼できる情報を得ていないと結論せざるを得ない場合が多々あります。

Part 1: 汚染処理水はどうなっているのか?

タンクの汚染処理水については、昨年、詳細な2部構成のブログ記事と、この問題に関する新聞の記事を書きました。政府と東京電力の両方のコミュニケーションと透明性に関する問題を指摘し、汚染処理水を放出するリスクについて専門家の意見を伝えました。
当時、東京電力と政府が提供したタンクに保管された汚染処理水に関する全ての情報は、トリチウム含有量のみで他の放射性核種への言及はありませんでした。

記事執筆の調査の一環で、私は東京電力の専門家に何度か相談しました。タンクの実際の放射性核種含有量を示すデータがあるかどうか、そしてトリチウムのみを示す要約データが公開される度に、本当に心配しているのはトリチウムだけなのか?と直接、何度も尋ねました。
数か月経った20189月、東京電力は突然、トリチウムに加えて、タンクにもストロンチウム、アメリシウム、およびその他の放射性核種の顕著なレベルが含まれていることを発表しました。私たちと同様、世界中の人々はこの不正直さに激怒しました。

それでは、20191121日の経済産業省からの発表

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イベント: 水、マッピング、ミクロ: 日本の市民科学の現状

In ニュース by azby

上:カリフォルニア州サンタクルーズの市民たちが、Our Ra​​dioactive Oceanプロジェクトのために海水のサンプルを集めています。 (WHOI)

Safecastは日本及び国際的に多くの市民科学コミュニティと交流を深める機会に恵まれました。昨年12月に香港にて行われたNational Geographic主催の市民科学ワークショップに、アジアの代表的な市民科学プロジェクトとして、その他30プロジェクトと共に招待されました。このワークショップの一つの成果がSafecastとアジア圏での市民科学プロジェクトのネットワーキングを行なっているCitizenScience.Asiaとの協力関係です。

福島原発事故から8年となる3月24日(日)にSafecast及びCitizenScience.Asiaの初の共同イベントとして、日本をキーワードとした市民科学イベントを開催します。長い歴史を有していたり、最先端技術を駆使しているなど、複数の興味深いプロジェクトによるプレゼンに加え、

参加者が実際にこれらのプロジェクトが活用している技術や機器を体験できる時間も設けられています。イベントは無料で一般公開されているので、皆さんのご参加をお待ちしております。


題名: 水、マッピング、ミクロ: 日本の市民科学の現状

Safecast及びCitizenScience.Asiaによる共同主催

日時 : 2019年3月24日(日) 15時 – 18時
開催場所 : Loftwork COOOP 10

住所 : 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 10階

地図


登壇者:

— アズビー・ブラウン, Safecast

— 宮下 …

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盲目セーラーが太平洋横断挑戦にSAFECAST機器搭載

In ニュース by Marc Prosser

 

太平洋横断挑戦予定の岩本光弘氏(左)。セーフキャスト・BGEIGIE搭載予定。

2月最終週に、岩本光弘氏がサンディエゴからbGeigieを搭載して出発します。 計画通りに行けば、彼と乗組員のダグ・スミスは40フィートの小艇「ドリームウィーバー」で、太平洋を渡り福島県の小名浜を目指して出航するでしょう。

この試み自体、印象的な偉業ですが、2人のうち遥かに経験豊富な船乗りである岩本さんが完全に盲目であることを考えると、それはさらに顕著なものであります。 2013年、最初の挑戦はヨットがクジラに衝突して船が沈没して終わりましたが、今回が2度目の太平洋横断の挑戦になります。

「私は船長ヒロ(岩本さん)の”眼“になりますよ。」ダグは軽口を言って笑います。「我々にとって今回の旅は、ヒロが16歳で盲目になった時に打ち勝った努力と同じことをして、他の人たちが困難に打ち勝つことを鼓舞したいと思っています。」

Doug Smith

彼らはこの2ヵ月の旅を“インスピレーションの航海”と呼び、夢を達成することによって逆境を乗り越えるよう他の人たちを奮い立たせることに加えて、募金や選ばれた慈善団体に対する意識を高めることを望んでいます。

「福島との繋がり」

「最終目的地として小名浜を選んだ理由は2つあります。 一つには、それは岩本さんがヨットで太平洋を横断する最初の試みの出発点でした。 2つ目は、2011年3月に発生した東北地方の震災とそれに続く津波と原発のメルトダウンの結果、いまだに苦しんでいる小名浜の人々を支援することです。」

地震が発生した当時、ダグは東京の六本木ヒルズの29階にいましたが、彼はまだ建物全体がどのように前後に揺れたかを鮮明に覚えています。

「あの出来事自体が私の家族と私に影響を与えました – 日本の他のすべての人たちと同様に。私は – 非常に深く考えます。 その後の日々は、被害を受けた原子力発電所の状況の深刻さに関する情報が不足していたことがとても印象に残っています。 Safecastは、何をすべきか?について必要な情報を人々に提供するのに役立つ組織として現れました。これが、Safecastの放射線検出器bGeigiesの構築と普及に関わった理由の1つです。」

「鯨を恐れない」

岩本さんの最初の挑戦では、彼は日本の600海里沖合でクジラに船が衝突した後、予想外の台風の真っ只中で船を放棄しなければなりませんでした。 しかし、ダグが心配する世界最大の生き物と出会うのは偶然ではありません。

“ドリームウィーバー”太平洋横断に挑戦する40フィートの小艇

「それはとてもランダムな確率で避けられないことでした。 たとえどれだけ世界で最も優れた船員をヨットに配置したとしても、同じことが起きたでしょう。 それよりもう少し気になるのは、フローティングコンテナです。 嵐の間、コンテナは貨物船から海に落下することがあり、再び発見することはほとんど不可能です。」と彼は言います。

「また、1日に10キロメートル歩くのが簡単な人にとって、ボートの世話をする以外にほとんど何もしないで狭いスペースに約60日を過ごすのは難しいかもしれません。」

「物理的な航海とは別に、それは自己発見の航海にもなると思います。 私は長期間精神的に最も静かな状態でいるでしょう。 それがどんなものになるのか?何を学び、そして/または達成するのか?どんな考えが頭の中で行ったり来たりするのか?はおもしろいことでしょう。…もちろん、私が二度とボートに乗ることはしたくない、というのが最大の認識です。」とダグは笑いながら話します。

岩本さんとダグは新たな慈善団体や運動のために資金集めを進めていきます。:

Challenged Athletes Foundation, …