イベント: 水、マッピング、ミクロ: 日本の市民科学の現状

In ニュース by azby

上:カリフォルニア州サンタクルーズの市民たちが、Our Ra​​dioactive Oceanプロジェクトのために海水のサンプルを集めています。 (WHOI)

Safecastは日本及び国際的に多くの市民科学コミュニティと交流を深める機会に恵まれました。昨年12月に香港にて行われたNational Geographic主催の市民科学ワークショップに、アジアの代表的な市民科学プロジェクトとして、その他30プロジェクトと共に招待されました。このワークショップの一つの成果がSafecastとアジア圏での市民科学プロジェクトのネットワーキングを行なっているCitizenScience.Asiaとの協力関係です。

福島原発事故から8年となる3月24日(日)にSafecast及びCitizenScience.Asiaの初の共同イベントとして、日本をキーワードとした市民科学イベントを開催します。長い歴史を有していたり、最先端技術を駆使しているなど、複数の興味深いプロジェクトによるプレゼンに加え、

参加者が実際にこれらのプロジェクトが活用している技術や機器を体験できる時間も設けられています。イベントは無料で一般公開されているので、皆さんのご参加をお待ちしております。


題名: 水、マッピング、ミクロ: 日本の市民科学の現状

Safecast及びCitizenScience.Asiaによる共同主催

日時 : 2019年3月24日(日) 15時 – 18時
開催場所 : Loftwork COOOP 10

住所 : 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 10階

地図


登壇者:

— アズビー・ブラウン, Safecast

— 宮下 絵夢フェリチタス, Citizen Science.Asia

— ケン・バスラー様, ウッズホール海洋研究所代表

バスラー教授はウッズホール海洋研究所の海洋環境放射能センターを率いる海洋放射線化学者です。福島原発事故以前から海洋放射線のモニタリングを行なっており、事故後は北アメリカ太平洋沿岸における海洋放射能を測定するため、クラウドソーシングによって海水サンプルの収集を行うOur Ra​​dioactive Oceanプロジェクトを設立しました。 下記リンクより、バスラー教授の市民科学活動に関するScientific Americanの記事をご覧いただけます。http://www.ourradioactiveocean.org

— 永山 國昭 様, Life is small. Company 永山顕微鏡研究所 所長 – スマホ装着型モバイル顕微鏡を用いた活動。http://lis-co.co.jp/

— 佐山 公一 様, みずとみどりの研究会 – 6000人を超える市民ボランティアによって支えられている全国一斉の水質調査。http://www.japan-mizumap.org

— 古橋 大地 様, Open Street Map Japan – 古橋教授は世界で最も成功しているクラウドソーシング地図アプリOpen Street Mapの日本チームで活動を行なっています。https://openstreetmap.jp/map

— 中村 奈保子 様, みんなのデータ – 食品と土壌を対象としたクラウドソーシング放射能測定プロジェクト。http://en.minnanods.net


スケジュール:

14:30 — 会場

15:00 — SafecastとCitizen Science.Asiaによる開会の挨拶

15:10— バスラー教授によるプレゼン及び質疑応答

16:00 — 日本とアジアにおける市民科学活動の紹介

16:15 — 17:20 — プレゼン及び質疑応答

17:20 — 17:50 — サンプルや機器の実演・体験

17:50 — 閉会の挨拶

18:00 — 閉会


 

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azby

Azby Brownは、Safecastのリードリサーチアであり、Safecast Reportの主要著者です。デザイン、建築、環境の分野で広く出版された権威である彼は、30年以上日本に住んでおり、2003年にKIT Future Design Instituteを設立しました。2011年夏からSafecastに参加し、国際専門家会議で頻繁にグループを代表しています。