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オープンデータ:未だかつてない重要性

In ニュース, マップ by sean

今、世界で何が起きているのか?ご存知の皆さんへ。
現在、実に嫌なニュースが流れ続けています。
全ての米国環境保護庁(EPA)の権限は凍結され、社員は”変化”に対して話し合いや外部に向かって口外することを禁じられています。
この禁止令は全ての新しい契約を停止し、同庁のウェブサイトから情報を削除することを告げられています。
EPAだけでなく保健福祉省を含む他の政府機関も外部とのコンタクトをやめるよう命令されていて、疾病予防管理センターは予定されていた気候変動に関する大きなイベントを説明もなしに急遽中止しました。
アメリカ合衆国農務省も直ちに公的文書の公開を停止しました。EPAの内部メモは、この新しい静粛令がいかに素早く広がったか?を示しています。

私たちは過去において、確かにEPAを批判してきましたが、一方で情報公開や人々が情報に対して興味を持つために、高いモチベーションを維持して努力を行ってきたことに対しては常に称賛していました。
本日のニュースはそのことに終止符を打ちました。これは完全に晴天の霹靂(へきれき)ではなく、この数か月の間、科学者達は米国新政権が今までの成果を破壊する恐れを予期し、警戒し合いながらできるだけデータの退避を行ってきました。
情報公開を求めることですら、米国情報公開法は現在、難しくなってきています。そしてこれらは米国内の出来事ですが、前出各機関より提供されたデータと情報は世界中の科学者たちに利用されています。今月上旬には、“グローバルな空気情報提供者”を謳うAir Mattersが中国政府よりデータ表示の制限を求められ、直ちに従いました。

こういった行動は、セーフキャストが支持する全てに反するものです。

私たちは、すべての人たちが環境に関してのデータ- 特に健康に関するデータ- が信頼でき、正確かつ自由にアクセス可能なものだと信じています。
今日の問題 – 私たちがセーフキャストを作る前までは - …

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東京で開催される今後のイベント情報 

In ニュース by azby

2016113日には、SAFECAST× E2D3共催による「データ可視化ハッカソン」が開催されます。この他にも東京で開催されるイベントがありますので、カレンダーに予定を書き込んでください!


20161114日(月)19:30~  「放射線と科学ジャーナリズム」 Radiation & Science Journalism Japan Fellows’ Network (RSA JFN) x SAFECASTの共催セミナー

英国王立芸術・製造・商業振興協会が設立した日本フェローネットワークとともに、元BBC放送ジャーナリスト清水健(しみずたけし)氏、および科学ジャーナリスト小出重幸氏をゲストに迎えて公開イベントを開催します。福島第一原子力発電所の大事故の発生以降、公的機関のコミュニケーションの問題点や欠点について、また、Safecastをはじめとした諸団体が、どのようにして情報の空白を埋めるよう努めてきたのかという点について焦点を当てながら、スピーカーの発表を聞き、一緒に議論を進めていきます。進行はすべて日本語で行われます。軽食、ドリンクも用意して皆様のご参加をお待ちしております。有料イベントにつき、事前予約が必要となります。

場所: 渋谷ロフトワーク、10階のイベントスペース。 地図、住所に関する情報はこちらをクリック 

RSA-JFN

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Safecast 京都初のワークショップ 23-10-2016

In Events, ニュース by Rob Oudendijk

 

【知る・つくる・測る。放射線との正しいつきあい方を学ぼう】

東京を拠点に活動する多国籍ボランティアチーム SAFECAST が MTRL KYOTO に特別出張。

さまざまな身近なサンプルを実際に測りながら放射線を体験し、学ぶワーク、ガイガーカウンターを作る電子工作ワーク、市民活動の意義とインパクトを考えディスカッションするワークの3つを体験する盛りだくさんなワークショップを開催します。

——————
日 時 2016/10/23(日) 13:00~18:30 (12:45 OPEN)
場 所 MTRL KYOTO
参加費 1,500円
定 員 24名
企 画 Safecast / MTRL KYOTO

https://www.facebook.com/material.kyoto/posts/577887132409664

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セーフキャストマップでスナップショット機能が利用可能に

In ニュース by Cas

 

数年間にわたって環境データを収集する利点のひとつは、物事が時間の経過と共にどのように変化するかをさまざまな時間枠で確認できることです。 セーフキャストでは、それを「スナップショット」と呼んでいます。これは、今後何十年間にもわたって放射線レベルが変化していくと考えられている地域にとって、便利で有効なツールです。 セーフキャストが蓄積した過去のデータをより良く視覚化できるよう、新機能として「スナップショット」機能をWebマップに追加しました。

Google Earthで「過去のイメージ」機能と同様に、スナップショットは、6ヶ月毎のデータが表示されます。

スナップショットを使用するには:

1.map.safecast.org -地図の左上隅にある層の選択コントロールをクリックします。
2.ドロップダウンメニューから、「Safecastスナップショットを…」を選択
3.タイムスライドコントロールは、現在表示している日付の範囲を示します。

ss1a

4.別のスナップショットを表示するには、スナップショットウィンドウでスライダーをクリックするかドラッグします。
5.スナップショットウィンドウを閉じるには、レイヤ選択コントロールで別のレイヤを選択します。

いつくか注意点があります。 あまり放射能レベルが変化していないエリアを見ていたとすると、時間の経過による変化は確認できません。 「Safecast 2013-04-15」と「Safecast 2014-03-11」の2つは、過去のデータを提供するものではありますが、スナップショットではないレイヤです。 この2つのレイヤは、6ヶ月の期間を示しているのではなく、2011年3月11日以降のデータを表示します。 つまり、「Safecast 2014-03-11」は、2011年3月11日~2014年3月11日までのデータを示し、 「Safecast 2013-04-15」は、2011年3月11日~2013年4月15日までのデータを示しているのです。

多くの人がこの機能を活用し、利用できると感じてくれれば、私たちも嬉しく思います。

(翻訳 Hiroyuki Ishii)

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Safecastレポート第2巻、今すぐダウンロード可能

In ニュース by Cas

SafecastReport2016Banner

セーフキャストレポート(第2版)がダウンロードできるようになりました。 昨年発行された第1版と同様、この報告書ではセーフキャストのプロジェクトに関連する動向だけでなく、環境、避難者、食品、健康や、福島第一原発用地の状況に関する報告書及び研究成果の概要についての更新も含まれています。   第1版は、関係団体や機関に関する基本的な背景情報、規制やガイドラインと、初期の段階での災害後の研究や、主要な報告書の内容についてが含まれていました。 第2版では、この種の情報が参照できるよう、第1版の内容も含みつつ、新たな情報を加筆、更新し、新たに40ページ以上が追加されています。 合計105ページで全体的には長いのですが、読みやすいよう、セクション毎に区切りました。 レポートは、以下のリンクから直接、もしくはこのブログのセーフキャストレポートのページからダウンロードすることができます。

セーフキャストレポート第2版巻(2016年) (印刷品質、SlideShare上; 18メガバイト 現在英語のみ)

目次

– 実施要領

– パート1:SAFECAST PROJECT

– パート2:状況報告

  2.1-福島第一原子力パワープラントの問題(FDNPP)

  2.2-避難者と帰還者

  2.3-環境と除染

  2.4-食

  2.5-健康

 

(翻訳 Hiroyuki Ishii)…

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熊本地震で被災された皆さまへ

In ニュース by kiki

このたび、平成28年熊本地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

現在も地震が終息を見せておらず、九州地方にお住いの方々は不安な日々をお過ごしのこととご察し致します。
また、これまでに類を見ない地震活動に対して、九州地方にある原発の動向も懸念事項の一つとなっております。

皆さまの一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

Safecast ボランティア一同

 

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BGEIGIE NANO 5周年を記念してワークショップを開催 -4月23、24日 

In ニュース by Pieter

5-year-bgeigie-picture-0 BGEIGIE NANO 5周年記念モデル

セーフキャストのbGeigieは、東京湾での試験に成功した後、2011年4月24日 に、福島での最初の測定を行いました。それからこれまでの5年間、bGeigie を使って 70 を超える国々で43,000,000点 の放射線測定データを集めることができました。

現在のbGeigie Nano Kit は7世代目です。

bGeigie の5才の誕生日を祝うため、特別‘なbGeigie Nano ワークショップを4月23日と24日の二日間、東京渋谷のセーフキャストのオフィスで開催することにしました。

この特別な機会に、特製トッププレートをデザインした「bGeigie Nano Kit」を限定で10 セット用意しました。特製トッププレートは、セーフキャストボランティアであり、グッドデザイン賞の受賞に貢献してくれた産業デザイナーのJurgen Westerhoff(ユーゲン・ウェスターホフ) がデザインし、Jonathan Wilder(ジョナサン・ワイルダー) がFabCafeのレーザーカッターでカットしてくれたものです。Jurgen は、3年前にNanoのオリジナル透明プレートもデザインしています。

10 台のトッププレートはそれぞれに独自のパターンのデザインになっていて、二つとして同じものはありません。5周年記念プレートの、レーザーカッターでの切り出しは、全て異なっており、一枚一枚がオリジナルです。

bGeigie ワークショップは、両日共、午前10時~午後6時まで行います。キットは1日で完成できますが、2日間かけて作ってもかまいません。半田付けの道具はこちらで準備しますし、初心者の方は、私たちがサポートします。ワークショップの最後には、Nanoの使い方の説明もしますので、データのアップロードまで理解いただけます。

どちらの日も席数に限りがありますので、先着順で受け付けています。

bGeigie Nano キットは1組50,000円です。Kithub.cc または…

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THE SAFECAST CONFERENCE 2016 – #SCC2016 EVENT CALENDAR

In ニュース by Rob Oudendijk

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2016年3月は東日本大震災からちょうど5年目となります。セーフキャストでは5年目ということで、「セーフキャスト カンファレンス 2016」(SCC2016)を3月20日(日)に東京渋谷オフィスで開催します。セーフキャストの5年間の歩みをお伝えし、今後の活動内容も皆さんにシェアしたいと思います。

カンファレンスの後、レセプションもありますが、場所の関係で、事前予約をお願いします。

予約の方法は、info@safecast.org までメールをお送りいただくか、フェイスブックのイベントページで参加ボタンを押してください。

今回参加できなくても、この後、さまざまな5周年のイベントを行います。以下をごらんください。また、セーフキャストリポートの2016年度版を3月22日に公開します。SCC2016でお会いしましょう!

SEE YOU AT SCC2016!

 

 

セーフキャスト カンファレンス 2016 

日時2016320日(日)午後2時~

場所: ロフトワーク10階  東京都渋谷道玄坂1-2-7 道玄坂ピアビル (map)

開場:午後1:30

開始:午後2:00 ピーター・フランケン 挨拶

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諸情報(2月20日)

In ニュース by kiyoshi yoshiyama

IN TAIWAN, CONGRESSMAN JASON HSU SHOWED THE BGEIGIE NANO IN THE TAIWANESE CONGRESS

IN TAIWAN, CONGRESSMAN JASON HSU SHOWED THE BGEIGIE NANO IN THE TAIWANESE CONGRESS

セーフキャストでは今週いくつかの嬉しいニュースがあります。

ナショナルジオグラフィック誌に掲載されたAri Beser氏による記事“How Citizen Science Changed the Way Fukushima Radiation is Reported”で、セーフキャストの取り組みや与えた影響について紹介されました。世界中で活動しているセーフキャスト・ボランティアたちの努力と行動に対する素晴らしい賛辞です。
もうひとつのニュースは台湾からです。Jason Hsu氏が台湾議会で、セーフキャストの活動を目覚ましい市民科学活動の事例として紹介しました。

今後のイベントも幾つか予定されています。3月2~5日、ジュネーブでCERN(欧州合同原子核研究機関)が主催する会議  Gathering For Open Science Hardware で、セーフキャストの共同設立者ピーター・フランケンがオープニング・セッションで基調演説を行います。
3月12日にはカリフォルニア州バークレーでCA Umami Martが Y-Plan

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Hong Kong Workshop 20-22 December 2015

In ニュース by Rob Oudendijk

セーフキャストは、2015年12月20〜22日の日程で香港にてbGeigie Nanoのワークショップを開催しました。今回のワークショップを開催するにあたり、セーフキャストは、RadHealth (輻射生機學會)より多大なご支援とご協力を得ました。RadHealthは、香港を拠点とし、汚染や放射線による害に対する市民の意識の向上を目指し、被害の軽減につながる情報を発信することにより活力ある社会へと促すことを目的とする非営利団体です。3日間のワークショップには、合計31人の方にご参加いただきました。

IMG_7661RadHealthの代表を務めるMamie Lau氏は、今回のワークショップの開催に関して、「私の講演を聴講しに来てくださる方の中に、香港の放射線レベルをご心配されている方が多くいらっしゃることに気づきました。その方々とお話をしてみると、周囲の放射線量の測定、グローバルなマッピング・システムやbGeigieのユニークな機能にも興味があるとのことでした。bGeigie Nanoを用いて、放射線量、時刻、GPS、高度のデータをアップロードして出来上がるインタラクティブな放射線マップにより、グローバルなネットワークを構築することができるだけでなく、誰もが自由にデータにアクセスできます。このようなことが動機となり、bGeigieワークショップを香港で開催したいと考えました」と、語って下さいました。

 

IMG_7570ワークショップの開催前に参加者を募ったところ、ワークショップの1日の参加定員数を超過したため、ワークショップは3日間に分けて開催する運びとなりました。1日目のワークショップは、「トレーナーをトレーニングする」セッションで、King’s College(香港)とHong Kong International Schoolの上級生8人を対象に行いました。セーフキャストのJoe Moross、Justin Wong、Rob

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放射線測定地図を改善しました

In マップ by sean

Gridmap

maps.safecast.org のトップページになる地図を更新しました。より便利で使いやすくなるための第一歩です。

また、格子領域ごとにデータを表示する機能を追加しました。
色の付いた四角い格子をクリックすれば、測定された期間と最大値、最小値が表示されます。

私たちが求めているものに近づくすばらしい一歩であることを喜ばしく思います。

これは今も更新されています、どうぞ自由にご覧ください。…

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新たなデータの可視化

In センサーネットワーク, マップ by sean

Safecast の目的の一つは、放射線データを収集するだけでなく、収集データを役に立つ有用な形で提供することです。ここ数か月の私達の活動を見守って下さっている皆さんは、立ち上げ時にアップしたマップが何度も進化を遂げ、特定の目的を持つバージョンが複数作られてきたのを見てこられたと思います。今回もこれらマップを修正し、マップ専用の URL を設定しここに私達が製作する可視化マップを全て集約することにしました。maps.safecast.org をご覧ください。…

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福島で過ごした日曜日

In マップ, 主要記事, 測定, 移動測定報告, 論説 by sean

「セーフキャスティング」と私達が呼ぶ走行測定が正式に始まったのは、私が前回日本を訪れた後でした。このため、どんどん増え続けるボランティアの皆さんとピーター(彼らは真のヒーローです)が、何度も時間をかけて福島原発周辺や日本各地の放射線レベルを計り、地図にしていく作業を、私は遠くから見ていました。私自身 Safecast のミーティングと放射線セミナーのために東京に戻るということ、また、同時期に Miles O’BrienXeni JardinPBS News Hour の Safecasat に焦点を当てたストーリーに取り組むことも知っていたため、来日中に走行測定を行うことは当然だと思っていました。

Me, @xenijardin & @noktonlux heading to Fukushima. #safecast

今朝、ピーター、Xeni と私(上写真)は、Miles、父と息子のスーパーチームである Joe Moross、Bryan Moross と一緒に出発しました。今回の旅の目的は、ボランティアの方達にガイガーカウンターを届けること、まだ放射線レベルを測定していない新しい場所、できれば警戒区域の近くをカバーすることでした。しかし結果的にこれより盛りだくさんの旅となりました。…

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ハワイのホノルルをセーフキャスティング

In マップ, 測定, 論説 by ian

ハワイからこんにちは!ホノルルの放射線測定のためにbGeiger を使わせてくれた ピーター に感謝します。7 月 16 日(土)午後11時、スターバックスの駐車場で私のプリウスに bGeigie を取り付け(写真参照)、ピーターをワイキキのホテルで降ろして、私はワイキキビーチ沿いを走行しました。そしてオアフ島中央部~自宅に向けて、高速道路を西へ走行しました。 http://safecast.org/drive/81  は土曜日と日曜日の走行を合わせたものです。 日曜日には、オアフ島中央部からの途中で仕事場に立ち寄る必要があったため、モアナルアガーデンにあるかの有名な日立の木まで運転していきました。100 メートルくらいまで近づいたところで、ハーレーダビッドソンのラリーに行く手を阻まれて引き返しました(私が撮影したコマ撮り写真で見ていただけます)。 その後飛行場に向けて走り、左折してニミッツ・ハイウェイに乗り、ホノルルの海岸沿いを走り、アロハタワーとアラモアナ・ビーチパークを通過し、ワイキキに入り、プリンスホテルを過ぎ、イリカイホテルとヒルトン・ハワイアン・ビレッジを過ぎ、ワイキキの中心を通り、有名なワイキキビーチを過ぎ、美しいダイアモンド・ヘッドを登った後、ワイキキに向けてアラ・ワイ運河沿いに引き返し、ホノルル中心地を抜けて商業地域を目指し、ビショップ・ストリートを降りて Oceanit センターの駐車場に入りました。 1 分あれば、この 1 時間の走行をコマ撮り写真で見ることができます。ここをご覧下さい。マウイとホノルルのハッカー達も、Safecast.org の目的を支持するため力を貸します!気持ちを鼓舞してくれる活動と、共に動けば皆が変化をもたらすことができることを私達に示してくれた、ピーターと Safecast.org のチームに感謝します。…

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ボランティア報告:ロバート・ケネラーさんが宮城をセーフキャスティング

In マップ, 測定 by Pieter

この報告は、東京大学先端科学技術研究センター教授のロバート・ケネラーさん(通称ボブさん)によるゲスト投稿です。ボブさんは5月末に車で宮城県を訪れた際に bGeigie 装置を搭載し計測してくださいました。ボブさんによる報告、放射線レベルおよび宮城県沿岸で見た被害の写真を以下に掲載します。

 

放射線レベルのマップはここで見ることができます:東京 – 千葉千葉 – 仙台仙台、一関、陸前高田、気仙沼(注:報告で使用されている放射線レベルの単位はカウント・パー・ミニット(CPM)です。300CPMはおよそ毎時1マイクロシーベルト、1平方メートルあたり11,000ベクレルに相当します。)

————–

セーフキャストについては、Dorothy Parvaz 氏による4月のアルジャジーラ記事「Crowdsourcing Japan’s radiation levels(日本の放射線レベルをクラウドソーシング)」で読みました。まず Marcelino Alvarez 氏に連絡を取り、同氏がピーテル・フランケン氏を紹介してくれました。私は5月半ばに東京を訪れた際(仕事で日本とサンフランシスコを行き来するため)、ピーテルと会いました。ピーテルから紹介された Joe Moross 氏が、bGeiege 装置を私の車に搭載してくれました。

5月25日、東北自動車道を通り仙台に向かいました。郡山市より南で私は車の外で放射線を測るため自動車道のパーキングエリアに立ち寄り始めました。最初に立ち寄ったのは阿武隈パーキングエリアでした。最初の測定値は2942CPMで、これは風雨でいたんだベンチにガイガーカウンターを置いた際の数値です。これは同じパーキングエリアで測った舗道の数値より1000~2000CPM高い数値でした。

郡山インターチェンジのすぐ南に位置する安積パーキングエリアでも同様の現象が見られました。ここでは、古びたベンチでは舗道の測定値の2倍以上である7195CPM(写真0590参照)が計測されました。

最も高い数値が計測されたのは次に立ち寄った安達太良サービスエリアでした。ここでもむき出しになった木のベンチの数値が高く7319CPMで、舗道での測定値はこの半分強でした。舗道から1.5メートルの高さに設置された bGeigie の測定値は、安積と安達太良では確か400CPM台(毎時1.3マイクロシーベルト)だったと記憶しています。

以上から、放射性同位体はむき出しの木に吸収され、舗道のように洗い流される、または分散することがなかったのだと考えられます。

パーキングエリアに立ち寄りながらさらに北に進むうち、bGeigie と持ち歩き用のガイガーカウンターともに測定値が下がりました。仙台の出口前のパーキングエリアである蔵王PAと菅生PAでは、舗道の測定値はそれぞれ446CPMと258CPMでした。この頃には私は舗道の測定を bGeigie …

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福島市訪問( 2011 年 6 月 1 日)

In マップ, 測定, 論説 by admin

1. はじめに

2011年6月1日(水)、Safecast から託された 2台のガイガーカウンタ (International Medcom 社 CRM-100 および Inspector Alert) を持って、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めていらっしゃる中手さんにお会いするために、福島市を訪ねました。この記事は、その記録です。

 

2. 新幹線にて

東京から新幹線「つばさ」で福島を目指しながら、参考までにと思い、たまに車内の放射線レベルを測定しました。宇都宮駅 (停車中) では 0.12μSv/h だった放射線レベルが、郡山に近づくと 0.42μSv/h になり、郡山駅 (停車中) では 0.56μSv/h を記録しました。郡山-福島間では 0.51μSv/h でした。

車内で、走行中にも関わらず高い放射線を検出できることが分かったので、帰りには、より細かに測定を行うことにしました。福島県による児童福祉施設等の放射線モニタリング調査結果をマップした際 ( http://goo.gl/UoMdZ )、県境を越えて放射線管理区域レベル以上の場所が広がっていることは推定できたのですが、福島県外には同様のデータが無いので、どこまで広がっているのか、その境界が分かりません (とそのときは思っていましたが、データはあったようです)。新幹線で南下しながら測定を行うことで、その境界がどこにあるか、当たりが付けられると考えたのです (結果は下の「5. まとめ」に書いています)。…

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いわき市の道一本一本を Safecast

In マップ by sean

Safecast ボランティアのブレット・ウォーターマンは、「究極の」 bGeigie ミニを運転していわき市を周っています。ブレットは、この地域の放射線レベルについて詳細な状況を把握するために、角を一つ一つ曲がり、道を一本一本入っていきます。これは始まりに過ぎず、大仕事ではありますが、将来的にはこれくらい詳細なデータをこれよりはるかに広い地域にわたり得られればと考えています。

bGeigie in Iwaki

Iwaki turn by turn

今回の走行全体を、双方向的な操作で閲覧できるマップはこちらで見ることができます。…

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塙町の農家

In マップ, 論説 by Ed M Koziarski

私達が現在制作している、原発危機に直面する有機農家についてのドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」は、深刻な打撃を受けた福島第一原発から約 70 km  離れた山間の農村、福島県塙町から始まります。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。私達がお会いした農家の方達のほとんどは、福島産の作物につきまとう悪いイメージが、農家にとって最大の障害となっていると見ています。この地域で採取された土壌サンプルからは 250 ベクレルのセシウム 134 、137 が検出されています。これは法的な作付け制限の対象となる 5,000 ベクレルには程遠い数字です。屋外の空気は大体において毎時 0.15 マイクロシーベルトを示しており、これは自然背景放射線より 50 %高い数字ですが、より原発に近い地域で計測される線量と比較するとごくわずかです。しかし、この空中線量よりはるかに高いホットスポットが存在します。私達がある家の前に設置された石を計測した際には、1,000 カウント・パー・ミニット( CPM )弱という数値が計測されました。このご家庭には1 歳のお子さんがいます。

私達は、この土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んでこられた、吉田家に滞在しています。吉田さんは農薬や化学肥料を使用しない高品質の米を生産し、海外の消費者やマクロビオティックレストランに提供しています。土壌から検出された汚染濃度は低かったものの、米が汚染されるか否かは、米を育て、収穫し、分析するまで明らかになりません。このため吉田さんは、注文はほぼゼロに落ち込んだものの、5 箇所の水田に作付けを行いました。吉田さんらはこの土地に残れるかどうか確信は持てませんが、ここを離れることができるかどうかも分からないといいます。家長の吉田広明さんは、作物を販売できないとしても自ら育てたものを食べて生きていけるよう、完全な自給自足のための農地に変えていけないかと話しています。

地域の農家の方達は、同様のジレンマに直面しています。避難区域外の農家は、作物に含まれる放射性物質が政府の設定した高い基準値を超えない限り、平常通り農業を続けるように言われています。しかし、ここに住み続けることで彼らにどのような健康リスクがあるのでしょうか。また法的に定められた基準値以下の食物はどのようなリスクをもたらすのでしょうか。…

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In マップ, 論説 by Ed M Koziarski

私達が現在制作している、原発危機に直面する有機農家についてのドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」は、深刻な打撃を受けた福島第一原発から約 70 km  離れた山間の農村、福島県塙町から始まります。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。私達がお会いした農家の方達のほとんどは、福島産の作物につきまとう悪いイメージが、農家にとって最大の障害となっていると見ています。この地域で採取された土壌サンプルからは 250 ベクレルのセシウム 134 、137 が検出されています。これは法的な作付け制限の対象となる 5,000 ベクレルには程遠い数字です。屋外の空気は大体において毎時 0.15 マイクロシーベルトを示しており、これは自然背景放射線より 50 %高い数字ですが、より原発に近い地域で計測される線量と比較するとごくわずかです。しかし、この空中線量よりはるかに高いホットスポットが存在します。私達がある家の前に設置された石を計測した際には、1,000 カウント・パー・ミニット( CPM )弱という数値が計測されました。このご家庭には1 歳のお子さんがいます。

私達は、この土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んでこられた、吉田家に滞在しています。吉田さんは農薬や化学肥料を使用しない高品質の米を生産し、海外の消費者やマクロビオティックレストランに提供しています。土壌から検出された汚染濃度は低かったものの、米が汚染されるか否かは、米を育て、収穫し、分析するまで明らかになりません。このため吉田さんは、注文はほぼゼロに落ち込んだものの、5 箇所の水田に作付けを行いました。吉田さんらはこの土地に残れるかどうか確信は持てませんが、ここを離れることができるかどうかも分からないといいます。家長の吉田広明さんは、作物を販売できないとしても自ら育てたものを食べて生きていけるよう、完全な自給自足のための農地に変えていけないかと話しています。

地域の農家の方達は、同様のジレンマに直面しています。避難区域外の農家は、作物に含まれる放射性物質が政府の設定した高い基準値を超えない限り、平常通り農業を続けるように言われています。しかし、ここに住み続けることで彼らにどのような健康リスクがあるのでしょうか。また法的に定められた基準値以下の食物はどのようなリスクをもたらすのでしょうか。…

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福島市訪問( 2011 年 6 月 1 日)

In マップ, 測定, 論説 by kenji

1. はじめに

2011年6月1日(水)、Safecast から託された 2台のガイガーカウンタ (International Medcom 社 CRM-100 および Inspector Alert) を持って、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めていらっしゃる中手さんにお会いするために、福島市を訪ねました。この記事は、その記録です。

2. 新幹線にて

東京から新幹線「つばさ」で福島を目指しながら、参考までにと思い、たまに車内の放射線レベルを測定しました。宇都宮駅 (停車中) では 0.12μSv/h だった放射線レベルが、郡山に近づくと 0.42μSv/h になり、郡山駅 (停車中) では 0.56μSv/h を記録しました。郡山-福島間では 0.51μSv/h でした。

車内で、走行中にも関わらず高い放射線を検出できることが分かったので、帰りには、より細かに測定を行うことにしました。福島県による児童福祉施設等の放射線モニタリング調査結果をマップした際 ( http://goo.gl/UoMdZ )、県境を越えて放射線管理区域レベル以上の場所が広がっていることは推定できたのですが、福島県外には同様のデータが無いので、どこまで広がっているのか、その境界が分かりません (とそのときは思っていましたが、データはあったようです)。新幹線で南下しながら測定を行うことで、その境界がどこにあるか、当たりが付けられると考えたのです (結果は下の「5. まとめ」に書いています)。

福島市では、いろいろと驚くことがあったのですが、新幹線が福島駅に到着し、そこで降りた人々の服装が普通だったことにまず驚きました。ほとんどの人はマスクをしておらず、中にはTシャツに短パンの男性もいました。私はと言えば、マスクに帽子、長袖でなるべく放射性物質の付着を防げるように滑らかな素材の服を着ていました。

福島駅の新幹線プラットフォームでは、高所にも関わらず 0.58μSv/h が観測されました。

3.

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全世界空手道連盟・新極真会 going bGeigie

In ニュース, 主要記事, 測定 by Pieter

12月2日(平成23年)、私たちは一台のbGeigieを持参して全世界空手道連盟・新極真会 (“Shinkyokushinkai”) の緑健児代表を訪ね、緑代表に手渡してきました。WKOは空手世界選手権大会を開催することで日本のみならず世界的に有名ですが、ちょうど第10回目の世界選手権大会が東京で開催(10月22~23日)されたところでした。


from left to right: Sakurako Shima, Pieter Franken, WKO President Midori, and JAM

私たちは知人の島桜子さんを介して、WKO総本部事務局長の小井泰三さんと国際課の田中洋さんに会いSafecastの紹介を行いました。両氏はSafecastの活動に大変関心を示し、私たちに協力を申し出てくれました。話し合いの結果、WKOは、北は北海道から南は九州に到る同会の支部が順次開催する国内選手権大会日程に合わせて、bGeigie計測ツアーを行うことを提案してくれました。WKOの各地区支部の会員たちが大会開催に先立ち当該圏内でbGeigieを搭載した車を走らせ計測活動を行い、大会当日に次の開催地の支部会員へbGeigieを引き渡してくれるのです。これによって、bGeigieリレーは基本的に日本全国を網羅することになります。このリレーの出発点は北海道に決まり、最初のドライバーたちは以下のルートを走りました。…

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Safecast T-Shirts!

In ニュース, 主要記事 by sean

Not in time for the holidays! We’ve had a few shirts made one at a time here and there and keep getting requests for them so we decided it was time to finally have some available for everyone else. Since …

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SeabrookでのSafecastの活動

In 主要記事, 測定, 論説 by sean

今年の初めに、私たちは世界中で放射線を監視している一番古い市民グループの中の1つであるC-10の仲間の何人かと会えるという喜ばしいことがありました。1986年に設立され、ニューハンプシャー州のSeabrook Station (シーブルック・ステーション)原子力発電所に関連した健康や安全の問題について調べる活動をしており、小さなセンサーネットワークをこの活動にささげています。彼らは彼らの歴史を共有してくれて、私たちの努力について励ましてくれました。

私たちの多くの注意が日本、特に福島にある(当然そうなりますが)一方で、私たちはまだ問題が発生していない地域のこの種のデータが必要なことを理解してきました。私たちは今は福島から集められていますが、今年の事故の前のある時点でのこの種のデータがあれば、何がどのように起きたかについてより多くのことを知ることができるでしょう。この理由により、私たちは機会があれば他の地域についても測定をする活動を進めてきました。最近、Safecastのアドバイザーである Ray Ozzieが新しく開発したbGeigieとともにSeaBrookのそばに行き、発電所の周りを車で周回することを決め、私たちのデータベースに測定結果を追加しました。これが彼が測定した地点の地図です。

 Rayによる追記:

  車で周回した際に撮った写真をいくつかここに掲載します。この写真を撮ったときが肌寒い11月のある日であることを考えるとウィンドサーファーがフレームの中に飛び込んできたことに少し驚きました。またこの地域は、地元のロブスターや二枚貝の漁場としても有名です。

マップ [bing | google] を拡大してOcean Boulevard(オーシャンブールバード)の遊歩道にフォーカスをあててみると、夏大勢の人が遊んでいるビーチから発電所がどのぐらい近いかが
分かると思います。それゆえ、市民が常に信頼性できるオープンなデータを入手
できることが大切です。

過去にアクセスできなかったデータとともに、人々に環境についての情報を提供することはSafecastのミッションの一部であることを示すのにはいいタイミングです。私たちは皆いつも私たちの生活に重大な影響をもたらす可能性のあることに取り囲まれており、このことにより意識を持つことが事態をよくする唯一の方法です。…

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避難指示区域内の放射線量測定

In センサーネットワーク, マップ, 主要記事, 放射線, 測定 by sean

セーフキャストの測定結果や関連する議論を今までご覧になっていれば、福島第一原発からの避難距離の決め方に問題があるとセーフキャストが主張していることがお分かりでしょう。風向きや天候、地形、その他様々な条件によって異なるため、「原発の近くでは放射線が強く、遠くでは弱い」というよりも、「放射性物質の降下量」に依存するのです。

セーフキャストの測定で、避難指示区域の外で強い放射線量が観測される一方、未だ避難区域には立ち入ることが出来ません。今週始め、セーフキャストのボランティアがガイガーカウンター(bGeigie)を持って避難区域に立ち入る機会があり、測定を行いました。
その結果に我々も驚きました。原発に近いにもかかわらず、遠い場所よりも放射線量が低い場所があったのです。…

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富士山からのセーフキャスト

In 主要記事, 移動測定報告, 論説 by the_STIG

8月25日から28日まで、富士山周辺へ車で家族旅行へ出かけて来ました。泊まりは富士山の周りの富士五湖や箱根の近くのペンションです。
東京の世田谷区下北沢の自宅から出発する際に、セーフキャストのbGeigieを装備していきました。bGeigieには、MedComのInspector(ガイガーカウンター)、GPS、データを記録するSDカードなどが内蔵されています。
つまり、このbGeigieでは、別途PCを用意する必要はなく、ほとんどの作業は自動で行われれるのです。(ただし、データを記録したSDカード内のファイルをセーフキャストにメールで送ることは別ですが・・・)

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福島で過ごした日曜日

In マップ, 主要記事, 測定, 移動測定報告, 論説 by sean

「セーフキャスティング」と私達が呼ぶ走行測定が正式に始まったのは、私が前回日本を訪れた後でした。このため、どんどん増え続けるボランティアの皆さんとピーター(彼らは真のヒーローです)が、何度も時間をかけて福島原発周辺や日本各地の放射線レベルを計り、地図にしていく作業を、私は遠くから見ていました。私自身 Safecast のミーティングと放射線セミナーのために東京に戻るということ、また、同時期に Miles O’BrienXeni JardinPBS News Hour の Safecasat に焦点を当てたストーリーに取り組むことも知っていたため、来日中に走行測定を行うことは当然だと思っていました。

Me, @xenijardin & @noktonlux heading to Fukushima. #safecast

今朝、ピーター、Xeni と私(上写真)は、Miles、父と息子のスーパーチームである Joe Moross、Bryan Moross と一緒に出発しました。今回の旅の目的は、ボランティアの方達にガイガーカウンターを届けること、まだ放射線レベルを測定していない新しい場所、できれば警戒区域の近くをカバーすることでした。しかし結果的にこれより盛りだくさんの旅となりました。…

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渋谷での放射線セミナー:報告

In 主要記事 by sean

Audience

先週、渋谷で放射線に関するセミナーを開催することを告知しました。たくさんの来場者で会場もすぐに埋まり、今朝のイベントは大成功でした。会場となった loftwork の「 Ground 」は、親切にも無料提供していただいたのですが、50 人以上の来場者で一杯になりました。こちらでセミナーの録画映像を Ustream でご覧いただけます(日本語)。…

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In センサーネットワーク, 放射線, 移動測定報告 by sean

先週、慶應義塾大学からの参加メンバーが私達のガイガーカウンターを載せて車で走行しました。これは、若干改善を施した装置で計測を行うためのテスト走行でした。改善した装置での初計測は今週末実施しました。テープで窓に固定したガイガーカウンターを写真に撮る(これでもうまくいったのですが)代わりに、私達は内蔵型のキットのようなものを作りました。小さな弁当(bento)箱のような形をしているため、私達はこれをbGeigieと呼んでいます。センサー機器を被災地にいるボランティアメンバーに渡し、私達が少し懸念している郡山周辺の学校で計測を行いました(1箇所、幼稚園の運動場近くで50µSv/hr(毎時50マイクロシーベルト)を超える数値が計測されました)。明らかに私達は放射線測定の専門家ではありませんが、以下に私達が行った計測とその結果をご報告します。写真の下のリンクをクリックするとこの記事の続きが読めます。

Setting up Bento Box Geo Radiation detector #bGeigie for Fukushima ride for #safecast.org

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In 放射線 by sean

放射線についての理解に役立つ解説図があります。リンクをクリックするとこの記事の続きが読めます。 …

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In 放射線, 移動測定報告 by sean

私達は数人の慶應義塾大学のメンバーと活動してきており、今週初めに慶應チームは私達が持つ測定器の一つ(0008) を使い、今までに放射線データが全く報告されていない地域をいくつか通りながら車を北へ走らせました。この時点で、私達の持つそれぞれのガイガーカウンター(放射線測定器)用にflickrアカウントを取得し、各数値の写真がアップロードされるようにしました。また各測定器からのアップロードはツイッターの@RDTNprobesに集約されツイートされます。これはまだ発展段階のプロセスですが、現在世界に11台しかないセンサーでこのプロセスを敏速に繰り返すことができます。今回初めて車で長めの走行を行いましたが、「これはいける、続けよう」と思える確実な手ごたえのあるモデルとなっていました。

今回の走行では、センサーが写真のようにダッシュボードにテープで固定され、iPhoneで撮影された写真が定期的にアップロードされました。これで機能しましたが少し手間がかかります。私達は、ガイガーカウンター、ノートPC、GPSユニット、モバイルWi-Fi、カメラを1つのケースに収めた携帯型レポート用キットのようなものを作り終えたところです。これでもう少しスムーズになるはずです。私達は今週末にこのキットを使用した初走行を行う予定です。これについては近く報告します。

もちろん”>私達の行っているKickstarter campaignはまだ続いています。現在で目標の3分の1強の資金が約束されました。もし皆さんからこのキャンペーンに少額でも寄付のご協力をいただければ、その資金はまさにこのような活動を行うのに大きな役割を果たします。お読みいただきありがとうございました。…

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3月15日、都内での超過被爆

In 測定 by the_STIG

Kyoto University Radiation Researcher Hiroaki Koide's table of radiation exposure in Tokyo on March 15

厚生労働省に勤めていた木村信三(きむらしんぞう)さんは、ウクライナのナロジチ(Narodichi)におけるチェルノブイリ事故の影響を(自主的に)調査していました。しかし、3月11日の事故直後から厚生労働省は、調査結果の発表や大衆への情報提供をやめるよう圧力をかけ始めました。これを受け、木村さんは抗議のため退職しました。
奥さんが医者だったのもあり、木村さんたちは東京に残ることにしました。3月15日、木村さんは、東京に住んでいる知り合いたちに電話をしました。小さい子供たちが被爆を避けるために外に出さないようにと。
その後空気のサンプルを取り、、京都大学原子炉研究所の小出裕章(こいでひろあき)さんに分析を依頼しました。しばらくして、木村さんは放射線測定のために福島へと向かいました。

以下は木村さんの作業を特集したNHKスペシャル(英語版)へのリンクです。
http://www.nippon-sekai.com/main/articles/fukushima-daiichi-nuclear-power-plant-crisis/nhk-special-collaborating-to-create-a-radioactive-fallout-map/

小出さんは、木村さんから受け取ったサンプルを分析しました。5月23日の参議院行政監視委員会で小出さんは証言を行い、結果、国立大学である京都大学からは、それを公にしないようにと指示されました。この調査結果はこの委員会で初めて公開されインターネットで中継がされましたが、政府による情報統制により、新聞やテレビでの報道はなされませんでした。
3月15日の東京都台東区における11時24分から12時14分の放射性降下物の分析から、一日に受ける被爆量が計算されました。上記の表をご覧ください。総量は1立方メートル当たり2021ベクレルで、1日あたり210マイクロシーベルトに相当します。
この分析結果は、小出さんの大学のゼミで3月18日に明らかになりました。以下の資料の13ページをご覧ください。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/20110318koide.pdf

東京都は、世田谷区の深沢のモニタリングポストで放射性物質を測定しています。3月15日にはヨウ素(I-131、I-132)、セシウム(Cs-134、Cs-137)を検出しました。ヨウ素とセシウムの総量は1立方メートルあたり1247.8ベクレルで、1日あたり141.9マイクロシーベルトに相当します。
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/keisoku-0315.pdf

小出さんは、この測定結果は収集した放射性粒子のデータは含まれているけれども、ガス状の放射性物質は測定できていないと言います。
ガス状物質による内部・外部被爆の総量は、3月15日時点で1日あたり1ミリシーベルト程度だったろうと考えられます。

小出さんの5月23日の参議院行政監視委員会での証言は、以下の動画で見ることが出来ます。(日本語)
http://www.ustream.tv/recorded/14906087
http://www.ustream.tv/recorded/14907869…

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気仙沼、大島でのセーフキャスティング

In マップ, 測定 by sean


この週末、セーフキャストのボランティアである西川英二さんが、気仙沼の大島で測定を行いました。大島は地震と津波によって壊滅的な打撃を受け、同地の観光業も苦境に立たされています。
現地の人たちは心配し、最悪の事態も想定していましたが、大島では有意な強度の放射線は計測されませんでした。
bGeigieによる測定結果を地図化し提示できることをうれしく思います。測定値は、明らかに今まで国内で測定した値の中でも比較的低い値であり、原発周辺の汚染地域というよりも、むしろ東京に近いものでした。
原発がどの程度の影響を与えているかという実データを提供し、それにより人々が何をすべきかを決めることが出来るというのは良いことです。同時に、人々が予想していたほど自体が深刻でないということが確認できたことはさらに良いことです。

これはすばらしいニュースです。

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福島第一原発付近でのセーフキャスティング

In マップ, 測定, 移動測定報告 by sean

セーフキャストでは、今月初めの避難指示区域内で初の測定結果から、必ずしも原発に近いほど測定値が高いわけではないことが分かったとお知らせしました。

この点についてさらに検証するため、セーフキャストのボランティアである杉山明さんと児玉龍彦さんがbGeigieで測定を行いました。福島第一原発の正門付近を含む立ち入り禁止区域での測定をすることが出来ました。

この測定マップからいくつかの事実がわかります。まず第一に、最大値として12,000CPM近い測定値が観測されていることです。

次に、レベルの変化を見ると、原発より数キロ離れた場所から、さらに数キロ離れただけで100CPMに減少しているということです。

わずか数分間、車で移動しただけで11,900CPMもの低下が起こるということは、非常に注目すべきことです。

またこの地図では、測定値の目盛りや色付けの方法に限界があることも示しており、早急に何らかの対応をする予定です。…

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避難指示区域内の放射線量測定

In センサーネットワーク, マップ, 主要記事, 放射線, 測定 by sean

セーフキャストの測定結果や関連する議論を今までご覧になっていれば、福島第一原発からの避難距離の決め方に問題があるとセーフキャストが主張していることがお分かりでしょう。風向きや天候、地形、その他様々な条件によって異なるため、「原発の近くでは放射線が強く、遠くでは弱い」というよりも、「放射性物質の降下量」に依存するのです。

セーフキャストの測定で、避難指示区域の外で強い放射線量が観測される一方、未だ避難区域には立ち入ることが出来ません。今週始め、セーフキャストのボランティアがガイガーカウンター(bGeigie)を持って避難区域に立ち入る機会があり、測定を行いました。
その結果に我々も驚きました。原発に近いにもかかわらず、遠い場所よりも放射線量が低い場所があったのです。…

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福島で過ごした日曜日

In マップ, 主要記事, 測定, 移動測定報告, 論説 by sean

「セーフキャスティング」と私達が呼ぶ走行測定が正式に始まったのは、私が前回日本を訪れた後でした。このため、どんどん増え続けるボランティアの皆さんとピーター(彼らは真のヒーローです)が、何度も時間をかけて福島原発周辺や日本各地の放射線レベルを計り、地図にしていく作業を、私は遠くから見ていました。私自身 Safecast のミーティングと放射線セミナーのために東京に戻るということ、また、同時期に Miles O’BrienXeni JardinPBS News Hour の Safecasat に焦点を当てたストーリーに取り組むことも知っていたため、来日中に走行測定を行うことは当然だと思っていました。

Me, @xenijardin & @noktonlux heading to Fukushima. #safecast

今朝、ピーター、Xeni と私(上写真)は、Miles、父と息子のスーパーチームである Joe Moross、Bryan Moross と一緒に出発しました。今回の旅の目的は、ボランティアの方達にガイガーカウンターを届けること、まだ放射線レベルを測定していない新しい場所、できれば警戒区域の近くをカバーすることでした。しかし結果的にこれより盛りだくさんの旅となりました。…

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伊豆大島をセーフキャストする

In 主要記事, 測定 by lionel

千波地層切断面

私と妻は、週末伊豆大島を訪れました。伊豆大島は、東京から最も行きやすい島のひとつです。黒砂の海辺とその火山がなかなかいい風景を形成しています。私達は今までにも何度かこの島を訪れていますが、3 月 11 日以降は今回が初めてです。 …

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北岳をセーフキャストする

In 測定 by Robin Scheibler

日本で続く節電キャンペーンのため、私の会社もいくつかの土曜日と祝日に代えて 7 月に 1 週間の休暇が設けられました。東京の暑さと喧騒から逃れるため、私は涼を求めて山梨県の標高の高い地域を目指しました。目的地は、南アルプス市にある日本で 2 番目に高い、標高 3193 メートルの北岳です。キャンプ用具一式を持って臨みました。

山梨県は東京の西にある、富士山のある県で、福島原発からの放射性粒子に汚染されている可能性は低かったのですが、このような標高で自然界の宇宙線の影響を測る絶好の機会でした。このため、私は自分のガイガーカウンター( CRM100 )をリュックに取り付け、出発しました。

山梨県の甲府でバスを待つ間、最初の測定をしました。結果は、0.124 μSv/h でした。2 時間バスに乗り、登山口の南アルプス市広河原に着きました。1 時間ほど歩いたところで、2 回目の測定を行いました。結果は、標高 1800 メートルのところで最初の測定値より少しだけ高い 0.145 μSv/h でした。ついに、最初のキャンプ地である標高 2200 メートルの白根御池小屋に到着。ここでは既に約 0.218 μSv/h になっていました。

よく眠った次の日は、北岳に向かい残り 1000 メートルに挑みました。途中、標高約 2800 メートルのところで測った値は 0.342 μSv/h でした。頂上では、驚くほど低い  0.197 μSv/h を計測しました。同じ場所の地面は0.282 μSv/h …

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ハワイのホノルルをセーフキャスティング

In マップ, 測定, 論説 by ian

ハワイからこんにちは!ホノルルの放射線測定のためにbGeiger を使わせてくれた ピーター に感謝します。7 月 16 日(土)午後11時、スターバックスの駐車場で私のプリウスに bGeigie を取り付け(写真参照)、ピーターをワイキキのホテルで降ろして、私はワイキキビーチ沿いを走行しました。そしてオアフ島中央部~自宅に向けて、高速道路を西へ走行しました。 http://safecast.org/drive/81  は土曜日と日曜日の走行を合わせたものです。 日曜日には、オアフ島中央部からの途中で仕事場に立ち寄る必要があったため、モアナルアガーデンにあるかの有名な日立の木まで運転していきました。100 メートルくらいまで近づいたところで、ハーレーダビッドソンのラリーに行く手を阻まれて引き返しました(私が撮影したコマ撮り写真で見ていただけます)。 その後飛行場に向けて走り、左折してニミッツ・ハイウェイに乗り、ホノルルの海岸沿いを走り、アロハタワーとアラモアナ・ビーチパークを通過し、ワイキキに入り、プリンスホテルを過ぎ、イリカイホテルとヒルトン・ハワイアン・ビレッジを過ぎ、ワイキキの中心を通り、有名なワイキキビーチを過ぎ、美しいダイアモンド・ヘッドを登った後、ワイキキに向けてアラ・ワイ運河沿いに引き返し、ホノルル中心地を抜けて商業地域を目指し、ビショップ・ストリートを降りて Oceanit センターの駐車場に入りました。 1 分あれば、この 1 時間の走行をコマ撮り写真で見ることができます。ここをご覧下さい。マウイとホノルルのハッカー達も、Safecast.org の目的を支持するため力を貸します!気持ちを鼓舞してくれる活動と、共に動けば皆が変化をもたらすことができることを私達に示してくれた、ピーターと Safecast.org のチームに感謝します。…

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彦根での測定

In 測定 by Rob Oudendijk

私達が、毎日、彦根で測定をし、ほぼ毎日、その測定データを報告するようになって3週間が経ちます。彦根は、敦賀から 60km 程しか離れていないところです。 敦賀の近くの美浜も合わせれば、5基の原子炉が立ち並んでいますが、彦根で放射線を測るのは、どちらかと言えば、病気でない子供の熱を測ることに似てい ると言えるかもしれません。このような状態が続くことを願いましょう。約2週間前、敦賀の高速増殖炉「もんじゅ」 で、2010 年8月から原子炉容器内に落下したままになっていた重さ約3トンの炉内中継装置を引き抜く作業が行われました。もしかしたら、放射線レベルが高 くなるかもしれないと、ガイガカウンターを持って、待ち構えていましたが、幸いなことに何も起こりませんでした。引き抜き作業の試みがうまくいったという事でしょう。今日、私達は、琵琶湖の真ん中で測定を行いました。今までの最低値である 0.08 uSv/h を記録しました。

(訳:Yuka)…

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「超自然の大地」 2 週間目

In 論説 by Ed M Koziarski

「超自然の大地」 2 週間目

蛭田さんはここ数十年、福島県いわき市の端に位置する高い松林に囲まれた貝泊の小さな農業コミュニティに、農業を営む人達を日本中から招致してきました。しかし原発事故が起きて以来、特に若い農家の人達がこの地を離れています。

福元さんは、放し飼いで育ててきた乳牛に汚染された草を食べさせることを避けたいと考え、牛たちと共に広島に戻ることにしました。鈴木さんとご主人は、この地に止まるか離れるかについて意見が分かれています。ここでの空中の放射線レベルは、屋外で毎時 0.4 マイクロシーベルト、室内で毎時 0.3 マイクロシーベルトです。…

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福島市訪問( 2011 年 6 月 1 日)

In マップ, 測定, 論説 by admin

1. はじめに

2011年6月1日(水)、Safecast から託された 2台のガイガーカウンタ (International Medcom 社 CRM-100 および Inspector Alert) を持って、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めていらっしゃる中手さんにお会いするために、福島市を訪ねました。この記事は、その記録です。

 

2. 新幹線にて

東京から新幹線「つばさ」で福島を目指しながら、参考までにと思い、たまに車内の放射線レベルを測定しました。宇都宮駅 (停車中) では 0.12μSv/h だった放射線レベルが、郡山に近づくと 0.42μSv/h になり、郡山駅 (停車中) では 0.56μSv/h を記録しました。郡山-福島間では 0.51μSv/h でした。

車内で、走行中にも関わらず高い放射線を検出できることが分かったので、帰りには、より細かに測定を行うことにしました。福島県による児童福祉施設等の放射線モニタリング調査結果をマップした際 ( http://goo.gl/UoMdZ )、県境を越えて放射線管理区域レベル以上の場所が広がっていることは推定できたのですが、福島県外には同様のデータが無いので、どこまで広がっているのか、その境界が分かりません (とそのときは思っていましたが、データはあったようです)。新幹線で南下しながら測定を行うことで、その境界がどこにあるか、当たりが付けられると考えたのです (結果は下の「5. まとめ」に書いています)。…

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塙町の農家

In マップ, 論説 by Ed M Koziarski

私達が現在制作している、原発危機に直面する有機農家についてのドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」は、深刻な打撃を受けた福島第一原発から約 70 km  離れた山間の農村、福島県塙町から始まります。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。私達がお会いした農家の方達のほとんどは、福島産の作物につきまとう悪いイメージが、農家にとって最大の障害となっていると見ています。この地域で採取された土壌サンプルからは 250 ベクレルのセシウム 134 、137 が検出されています。これは法的な作付け制限の対象となる 5,000 ベクレルには程遠い数字です。屋外の空気は大体において毎時 0.15 マイクロシーベルトを示しており、これは自然背景放射線より 50 %高い数字ですが、より原発に近い地域で計測される線量と比較するとごくわずかです。しかし、この空中線量よりはるかに高いホットスポットが存在します。私達がある家の前に設置された石を計測した際には、1,000 カウント・パー・ミニット( CPM )弱という数値が計測されました。このご家庭には1 歳のお子さんがいます。

私達は、この土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んでこられた、吉田家に滞在しています。吉田さんは農薬や化学肥料を使用しない高品質の米を生産し、海外の消費者やマクロビオティックレストランに提供しています。土壌から検出された汚染濃度は低かったものの、米が汚染されるか否かは、米を育て、収穫し、分析するまで明らかになりません。このため吉田さんは、注文はほぼゼロに落ち込んだものの、5 箇所の水田に作付けを行いました。吉田さんらはこの土地に残れるかどうか確信は持てませんが、ここを離れることができるかどうかも分からないといいます。家長の吉田広明さんは、作物を販売できないとしても自ら育てたものを食べて生きていけるよう、完全な自給自足のための農地に変えていけないかと話しています。

地域の農家の方達は、同様のジレンマに直面しています。避難区域外の農家は、作物に含まれる放射性物質が政府の設定した高い基準値を超えない限り、平常通り農業を続けるように言われています。しかし、ここに住み続けることで彼らにどのような健康リスクがあるのでしょうか。また法的に定められた基準値以下の食物はどのようなリスクをもたらすのでしょうか。…

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In マップ, 論説 by Ed M Koziarski

私達が現在制作している、原発危機に直面する有機農家についてのドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」は、深刻な打撃を受けた福島第一原発から約 70 km  離れた山間の農村、福島県塙町から始まります。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。私達がお会いした農家の方達のほとんどは、福島産の作物につきまとう悪いイメージが、農家にとって最大の障害となっていると見ています。この地域で採取された土壌サンプルからは 250 ベクレルのセシウム 134 、137 が検出されています。これは法的な作付け制限の対象となる 5,000 ベクレルには程遠い数字です。屋外の空気は大体において毎時 0.15 マイクロシーベルトを示しており、これは自然背景放射線より 50 %高い数字ですが、より原発に近い地域で計測される線量と比較するとごくわずかです。しかし、この空中線量よりはるかに高いホットスポットが存在します。私達がある家の前に設置された石を計測した際には、1,000 カウント・パー・ミニット( CPM )弱という数値が計測されました。このご家庭には1 歳のお子さんがいます。

私達は、この土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んでこられた、吉田家に滞在しています。吉田さんは農薬や化学肥料を使用しない高品質の米を生産し、海外の消費者やマクロビオティックレストランに提供しています。土壌から検出された汚染濃度は低かったものの、米が汚染されるか否かは、米を育て、収穫し、分析するまで明らかになりません。このため吉田さんは、注文はほぼゼロに落ち込んだものの、5 箇所の水田に作付けを行いました。吉田さんらはこの土地に残れるかどうか確信は持てませんが、ここを離れることができるかどうかも分からないといいます。家長の吉田広明さんは、作物を販売できないとしても自ら育てたものを食べて生きていけるよう、完全な自給自足のための農地に変えていけないかと話しています。

地域の農家の方達は、同様のジレンマに直面しています。避難区域外の農家は、作物に含まれる放射性物質が政府の設定した高い基準値を超えない限り、平常通り農業を続けるように言われています。しかし、ここに住み続けることで彼らにどのような健康リスクがあるのでしょうか。また法的に定められた基準値以下の食物はどのようなリスクをもたらすのでしょうか。…

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発見と検証

In 測定, 論説 by Dirk

地図:群馬大学 早川教授による。製図:萩原氏による。

私は茨城県との県境にほど近い、千葉県の北東に位置する我孫子市に住んでいる。…

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東白川郡塙町の農家における測定値

In 測定, 論説 by Ed M Koziarski

今回の原発危機に直面する有機農家に関するドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」制作のため、梶野純子と私は 5 月 23 日にシカゴから福島に移動しました。途中東京に立ち寄り、Safecast の Pieter Franken さんからガイガーカウンター「 Inspector 」を受け取りました。この際、Pieter から使用方法を教わり、また測定値がバックグラウンド(背景)の放射線レベル(計測対象以外から放出される放射線レベル)を100 カウント・パー・ミニット( CPM )(毎時 0.3 マイクロシーベルト相当)上回った場合に計測対象は汚染されていると見なされるとの説明を受けました。

私達は避難区域から 40 km 離れた東白川郡塙町にある吉田さん一家のお宅に泊めていただいています。吉田さんの家族はこの土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んできました。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。福島県による 4 月の報告によると、吉田さんの農地から 1 マイル( 1 マイルは約 1.6 km )離れた地点で採取された土のサンプルからは合計 250 ベクレルのセシウム 134 、137 …

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福島市訪問( 2011 年 6 月 1 日)

In マップ, 測定, 論説 by kenji

1. はじめに

2011年6月1日(水)、Safecast から託された 2台のガイガーカウンタ (International Medcom 社 CRM-100 および Inspector Alert) を持って、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の代表を務めていらっしゃる中手さんにお会いするために、福島市を訪ねました。この記事は、その記録です。

2. 新幹線にて

東京から新幹線「つばさ」で福島を目指しながら、参考までにと思い、たまに車内の放射線レベルを測定しました。宇都宮駅 (停車中) では 0.12μSv/h だった放射線レベルが、郡山に近づくと 0.42μSv/h になり、郡山駅 (停車中) では 0.56μSv/h を記録しました。郡山-福島間では 0.51μSv/h でした。

車内で、走行中にも関わらず高い放射線を検出できることが分かったので、帰りには、より細かに測定を行うことにしました。福島県による児童福祉施設等の放射線モニタリング調査結果をマップした際 ( http://goo.gl/UoMdZ )、県境を越えて放射線管理区域レベル以上の場所が広がっていることは推定できたのですが、福島県外には同様のデータが無いので、どこまで広がっているのか、その境界が分かりません (とそのときは思っていましたが、データはあったようです)。新幹線で南下しながら測定を行うことで、その境界がどこにあるか、当たりが付けられると考えたのです (結果は下の「5. まとめ」に書いています)。

福島市では、いろいろと驚くことがあったのですが、新幹線が福島駅に到着し、そこで降りた人々の服装が普通だったことにまず驚きました。ほとんどの人はマスクをしておらず、中にはTシャツに短パンの男性もいました。私はと言えば、マスクに帽子、長袖でなるべく放射性物質の付着を防げるように滑らかな素材の服を着ていました。

福島駅の新幹線プラットフォームでは、高所にも関わらず 0.58μSv/h が観測されました。

3.

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