2000万点突破!

In ニュース by azby

Growth of Safecast Dataset

数日前、セーフキャストは新たな節目に到達しました。集積データポイントが2000万点に到達したのです!

上記のグラフを見ると、点はゼロから始まり、1000万のデータポイントを収集するのに7ヶ月かかっています。2011年4月半ば、私たちが開発した初めて行ったGPS付きデータ収集の取り組みでは、メドコム社の放射線計測器インスペクター(Inspector)とiPhoneを組み合わせたものを使用していました。4月23日までには最初のビーガイギー(bGeigie)が使用され、東京でのテストが成功したその日、私たちは次の目的地である福島に向かいました。これらユニットの3つ、私たちが「ビーガイギー・クラシック」と呼んでいるバージョンは、この時に作成されました。すぐ後に、さらにコンパクトな型を開発し、計測に使うようになりました。2011年6月に34台のビーガイギー・ミニを、そして同年10月には36台のビーガイギー・プラスを生み出し、この頃に集積データポイントの数は100万点に到達したのです。
1年後の2012年11月には、集積データポイントは500万点になりました。このときまでに、ビーガイギー・シリーズでは最小サイズのビーガイギー・ナノ(bGeigie Nano)の試作品が数台組み立てられ、テストされました。初期の試作品のうち1台は2012年8月にチェルノブイリへ行っています。最終版の試作品が世界中のボランティアの手に渡った2013年6月、データポイントは1000万点に到達しました。
たった1年でデータポイントが2倍になったことに、私たちは感激しました。
 
SAFECAST タイルマップ

この成功は、私たちのボランティアの方々の努力のおかげです。現在、世界中に約400台のナノが出回っています。(しかしながら、私たちは実際のところ、どのぐらいのナノが実際に使用されているのかを知るすべはありません。いくつかは未作成で使用されていないのではないかと推測しています。)私たちのAPI (データアップするシステム)では567人のユーザー数を示しており、その内387人のユーザーは一度はデータをアップロードしています。データのほぼ4分の3は10人の最も活動的なボランティアによって収集されています。 本当にGLCの皆様には感謝の意を表します。 GLC社は日本のあらゆる道路を走り、その車には常にビーガイギーが搭載してくれていました。彼らは、実に600万点のデータポイントの収集に協力してくれています。KM会津は170万点のデータポイントを収集してくれた、もう一つのとても活動的なボランティアグループです。もちろん、私たちはこのような非常に活動的なボランティアに出会えて嬉しく思っていますが、これは競争やコンテストではありません。すべてのボランティアの方々のご協力を同様に有難く思っています。

WorldCoverageJuly2014
上:セーフキャストが計測を行った国

セーフキャストが放射線計測を行った国は着実に増えています。メンバーのLionel Bergeretが、国別の内訳を示す地図を作成してくれました。この地図では、全体のデータの約75%を日本が占めていることを示しています。これには誰もが納得するでしょう。
次に多いのは米国で、200万点以上のデータポイントがあり、全体の約13%を占めています。セーフキャストのデータベースには、現在、ヨーロッパのほとんどの国、アフリカ、アジア、アフリカ、アジア、中東、南アメリカなど、全部で54カ国のデータが含まれています。 その中には 南極 からのデータもあります。

私たちは、固定センサー、nGeigie(エヌ・ガイギー)のネットワークシステムも着実に構築しています。現在では、日本と米国で数点の固定センサーがつながっています。固定センサーの情報もセーフキャストのタイルマップに掲載されています。緑のアンテナのアイコンをクリックすると、時間を基準にした最近のデータグラフが表示されます。 また、エアークオリティセンサー(セーフキャスト・エアー)の開発も続けてきました。オープン性がどれほど成功のために重要なものなのか、どれだけ強調してもたりません。誰もがセーフキャストのデータをダウンロードすることができます。そのデータを使ってやりたいことをしていただけます。セーフキャストのハードウェアもソフトウェアも設計はオープンソースであり、無料で利用できます。セーフキャストのiOSアプリも無料です。ビーガイギー・ナノ・キット を入手してもらうには費用がかかりますが、この このレビューの作者 のように、自分でキットの部品を調達し、自分でハックしてキットを作ることもできます。その際にかかる費用はほとんど同額になると思います。

もしまだ疑問を持たれる方がいらっしゃれば、セーフキャストがこの信念を貫いていく姿をみていただければと思います。福島の災害はあらゆる人の行動をある意味で促進しました。
しかし、私たちの議論が増えるにつれて、長期間にわたっての環境モニターの必要性でした。どのようにして地球規模で可能な限りの基本的な地域をカバーするか、どのように迅速かつ効果的にコミュニケーションをとるか、そして何よりも、どうやって人々と一緒に目標に向かって動けるだろうか、ということでした。
セーフキャストは私たちすべてを変えました。そして、成功は強力なモチベーションとなっています。しかし、たとえ誰もが見向きもしなかったとしても、セーフキャストは行動していたことでしょう。
(翻訳: Kohei Watanabe, Kiki Tanaka)