東白川郡塙町の農家における測定値

In 測定, 論説 by Ed M Koziarski

今回の原発危機に直面する有機農家に関するドキュメンタリー「 Uncanny Terrain 」制作のため、梶野純子と私は 5 月 23 日にシカゴから福島に移動しました。途中東京に立ち寄り、Safecast の Pieter Franken さんからガイガーカウンター「 Inspector 」を受け取りました。この際、Pieter から使用方法を教わり、また測定値がバックグラウンド(背景)の放射線レベル(計測対象以外から放出される放射線レベル)を100 カウント・パー・ミニット( CPM )(毎時 0.3 マイクロシーベルト相当)上回った場合に計測対象は汚染されていると見なされるとの説明を受けました。

私達は避難区域から 40 km 離れた東白川郡塙町にある吉田さん一家のお宅に泊めていただいています。吉田さんの家族はこの土地で 9 世代、200 年にわたり農業を営んできました。塙町は地震、津波、原発事故による最悪の事態はまぬがれました。福島県による 4 月の報告によると、吉田さんの農地から 1 マイル( 1 マイルは約 1.6 km )離れた地点で採取された土のサンプルからは合計 250 ベクレルのセシウム 134 、137 が検出されています。

吉田さんらは例年どおり春の野菜の植え付けを行いました。また、土壌汚染の緩和を期待してひまわりとキャノーラを植えました。吉田さんらは表土を取り除いていません。吉田広明さんは、山からの水が土壌汚染のレベルを元のレベルに戻してしまうのではないかと考えたといいます。吉田さんらは小さな水田をいくつか持っています。4 月には、昨年から保管しておいた種もみを植え付けました。政府が作付け制限を解除した 5 月下旬になるまで水田への稲の作付けは控えました。

私達が5月28日に計測した測定値は以下のとおりです。

下段の庭 92 CPM、98 CPM

タマネギ 72 CPM

キバナスズシロ 168 CPM

イチゴ 150 CPM

庭の水たまり 92 CPM

下段の庭の脇にある排水溝 382 CPM

上段の庭 82 CPM

樹木の下の丸太 100 CPM

露天状態の丸太 394 CPM

平らな切り株 560 CPM

前庭のコンクリート 212 CPM

 

私達が5月30日に計測した測定値は以下のとおりです。

ベランダの窓(ぬれぞうきんで拭く前) 52 CPM

ベランダの窓(拭いた後) 50 CPM

ベランダの処理済みのウッドフロア(拭く前) 132 CPM

ベランダのフロア(拭いた後) 82 CPM

ベランダの金属製の柵 72 CPM

水田 88 CPM

水田の導水管 426 CPM

導水管横の土地 98 CPM

温室の稲用プランターの枠部分(ビニールで覆われた木質の枠) 100 CPM

 

私達が6月1日に計測した測定値は以下のとおりです。

水田の泥 68 CPM

一部うねで保護された水田の泥 56 CPM

水田の草 117 CPM