東京の屋上の塵から検出されたセシウム 134 とセシウム 137

In 測定 by Marco

WPI のゲルマニウム検出器を使用したガンマスペクトル

この画像は東京の建物の屋上で採取された塵のガンマスペクトルです。検出器はウースター工科大学(Worcester Polytechnic Institute、WPI )の物理学部にあるものです。塵のサンプルの重量が小さかったため、結果は推定値となります。検査の結果、キログラムあたり51 +/- 17キロベクレルのセシウム134と、キログラムあたり30 +/- 10キロベクレルのセシウム137が検出されました。この結果は首都圏周辺からの多くの土壌サンプルより高い値です。塵のサンプルは放射能汚染されていない土壌と混ざっていないため、割合が低くなっていないことを考えると、予測どおりの結果といえます。このサンプルがどのくらいの面積の表面から採取されたか正確な数字が分からないため、この数値は平方メートルあたりベクレルの単位で示された結果と直接比較することはできません。

サンプル内の放射能はほとんど全てがセシウム同位体からのものです。鉛やアスベストを含む塵を吸いこまないように気をつけるのと同様に、このような放射性セシウムを多く含む塵を吸いこまないようにする必要があります。保護者は塵に含まれる鉛の摂取を避けるために子どもの手を洗うよう促されることがよくありますが、これは放射性セシウムを含む塵についても望ましい習慣といえます。