In 移動測定報告 by sean

[私達の活動の一環として、測定値を計測し報告していただくことを条件に、外部ボランティアの方々に機材をお渡ししてきました。このうちモバイルbGeigieセットの一つは、慶応義塾大学のチームにお渡ししました。以下に、慶應義塾大学の古谷知之氏による調査結果の報告をゲスト寄稿として掲載いたします。]

2011年5月5日(木)〜7日(土)の日程で、福島県北部(福島市・川俣町・飯舘村・南相馬市)における調査の一貫として、プローブカーによる放射線量調査を実施しました。調査方法及び結果は、すでに本サイトのブログで公開しているとおりです。グーグルアースのkmzファイルは[ここ]からダウンロード可能です。

Radiation dose survey results via probe cars

5/1-5/7の放射線量調査結果(北部を横断した軌跡が今回の調査ルート

今回の調査における主な立ち寄り先は以下の通りです。
福島市:JR福島駅周辺、高湯温泉、土湯温泉、JA新ふくしま
川俣町:川俣南小学校、臼石小学校、川俣町体育館
飯舘村:飯舘村役場
南相馬市:南相馬市役所、石上第一小学校、JR南相馬駅、JR磐城太田駅、原町火力発電所、大内振興化学(20km圏境界)、ドライブイン花園(20km圏境界)、馬事公苑、鉄山ダム(20km圏境界)
*大内振興化学は会社入口が丁度20km圏境界にあるため、立ち入り禁止地点は会社入り口を少し過ぎたところに設定されています。

今回モニタリングしたデータは時間的・空間的に限られたデータにすぎません。そのことを理解した上で、kmzファイルをGoogle Earth上でみてみると、グローバルなホットスポットだけでなく、ローカルなホットスポットがいくつか発見できます。ローカルなホットスポットは、地形や風の影響などで形成されているようです。また数100メートルの差で、放射線量が大きく異なる場所があることもわかります。

Center of Fukushima city

福島市中心部

Center of Minami-Soma city

南相馬市中央部

こうしたデータを公表することに、様々なご意見があることは承知しています。しかしながら、モバイルセンシング技術と空間情報科学とを活用することで、様々な対応がきめ細かにできるようになるではないかと考えています。

主な立ち寄り地点における地表面の放射線量データ計測結果については、別のブログで報告したいと思います。