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諸情報(2月20日)

In ニュース by kiyoshi yoshiyama

IN TAIWAN, CONGRESSMAN JASON HSU SHOWED THE BGEIGIE NANO IN THE TAIWANESE CONGRESS

IN TAIWAN, CONGRESSMAN JASON HSU SHOWED THE BGEIGIE NANO IN THE TAIWANESE CONGRESS

セーフキャストでは今週いくつかの嬉しいニュースがあります。

ナショナルジオグラフィック誌に掲載されたAri Beser氏による記事“How Citizen Science Changed the Way Fukushima Radiation is Reported”で、セーフキャストの取り組みや与えた影響について紹介されました。世界中で活動しているセーフキャスト・ボランティアたちの努力と行動に対する素晴らしい賛辞です。
もうひとつのニュースは台湾からです。Jason Hsu氏が台湾議会で、セーフキャストの活動を目覚ましい市民科学活動の事例として紹介しました。

今後のイベントも幾つか予定されています。3月2~5日、ジュネーブでCERN(欧州合同原子核研究機関)が主催する会議  Gathering For Open Science Hardware で、セーフキャストの共同設立者ピーター・フランケンがオープニング・セッションで基調演説を行います。
3月12日にはカリフォルニア州バークレーでCA Umami Martが Y-Plan

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Hong Kong Workshop 20-22 December 2015

In ニュース by Rob Oudendijk

セーフキャストは、2015年12月20〜22日の日程で香港にてbGeigie Nanoのワークショップを開催しました。今回のワークショップを開催するにあたり、セーフキャストは、RadHealth (輻射生機學會)より多大なご支援とご協力を得ました。RadHealthは、香港を拠点とし、汚染や放射線による害に対する市民の意識の向上を目指し、被害の軽減につながる情報を発信することにより活力ある社会へと促すことを目的とする非営利団体です。3日間のワークショップには、合計31人の方にご参加いただきました。

IMG_7661RadHealthの代表を務めるMamie Lau氏は、今回のワークショップの開催に関して、「私の講演を聴講しに来てくださる方の中に、香港の放射線レベルをご心配されている方が多くいらっしゃることに気づきました。その方々とお話をしてみると、周囲の放射線量の測定、グローバルなマッピング・システムやbGeigieのユニークな機能にも興味があるとのことでした。bGeigie Nanoを用いて、放射線量、時刻、GPS、高度のデータをアップロードして出来上がるインタラクティブな放射線マップにより、グローバルなネットワークを構築することができるだけでなく、誰もが自由にデータにアクセスできます。このようなことが動機となり、bGeigieワークショップを香港で開催したいと考えました」と、語って下さいました。

 

IMG_7570ワークショップの開催前に参加者を募ったところ、ワークショップの1日の参加定員数を超過したため、ワークショップは3日間に分けて開催する運びとなりました。1日目のワークショップは、「トレーナーをトレーニングする」セッションで、King’s College(香港)とHong Kong International Schoolの上級生8人を対象に行いました。セーフキャストのJoe Moross、Justin Wong、Rob

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今月のドライブ:セミパラチンスク核実験場

In ニュース by kiki

チャガン湖は、1965年1月15日、旧ソビエト連邦の地下核実験によって行われたセミパラチンスク核実験場です。それにより、巨大な噴火口の形状をした湖ができました

チャガン湖で計測された放射線レベルはセーフキャストの放射線データベース内で最も高いレベルの数値でした。

一人のセーフキャストのボランティア、ここでは“マーカス”氏と呼ぶことにしますが、彼は最近カザフスタンからセミパラチンスクとその周辺地域のデータをセーフキャストにアップロードしてくれました。

マーカス氏は、1965年1月15日にソビエト連邦地下核実験が行われたチャガン湖(バラパン湖とも呼ばれている)付近の放射線レベルを、ビーガイギー・ナノを使用して測定しました。ソビエト連邦が湖や港の建設といった土運搬にも利用できる核兵器実験として、100回以上も浅い地表地盤での核爆発実験を行いました。これは1962年7月に米国ネバダ州ユッカ平原で行われたプロウシェアー作戦の一部であるセダン核実験と同様で、実験モデルとして真似たように見受けられます。セダン核実験は直径約390メートル(1,280フィート)、深さ約408メートル(1,338フィート)の噴火口形状を残しました。チャガン湖は似たような大きさで、直径408メートル(1,338フィート)、深さ約100メートル(328フィート)です。

 

Semipalatinsk-02-1000px

チャガン湖岸のビーガイギー・ナノ

米国の砂漠での地上実験が示すように、チャガンの爆発は岩や砂を溶かし、“トリニタイト”として知られる人工鉱物に変質させました。マーカス氏のデータが示すように、チャガンはまだ非常に高い放射線量の地域です。実際、福島とチェルノブイリを除けば、チャガンの放射線レベルはセーフキャストのボランティアが今まで計測した地域では最も高い値となっています。

 

Semipalatinsk-01-1000px

跡地に行きつくには大草原を突き抜ける長距離ドライブが必要です

セーフキャストの他のボランティア達は、過去にビキニ環礁やエニウェトク環礁の核実験テスト跡地で測定を行ってきました。そういった地域はたいてい現地へアクセスしにくいのが実情です。私たちは、そういった地域へビーガイギー・ナノを持参して非常に困難を伴う旅をして、現地で測定してくれる人たちに非常に感謝いたします。

 

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1998年IAEA放射線評価報告書がセミパラチンスクの状況について、多くの基本情報を提供しています。この地図はチャガン/バラカン湖地(私たちが赤でハイライトしている部分)と周辺地域を示しています。

 

Kazakhstan-Almaty-01

マーカス氏はアルマトイ等カザフスタンの他の地域も測定してくれました。

翻訳:Kiyoshi Yoshiyama…

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航空旅行での放射線レベルについて

In ニュース by azby

先週、VOXの “航空旅行の放射線について”という記事が注目を集め、直後からセーフキャストに関連するデータがあるかなどの問い合わせがありました。過去数年間、セーフキャストでは飛行機搭乗中に放射線量を測定してきましたので、実を言うと関連する膨大な量のデータを保有しています。
しかし、これらの“飛行”測定値は、セーフキャストの正式なデータベースや視覚化した資料には追加していません。というのも、現在の装置では高度差を区別できないので、同じ位置でも、地上の測定値と空高く飛行している機内の測定値とを混同させてしまうからです。ここにイメージを伝える少量の飛行測定結果  “可視化結果” を表示しましょう。

flights

 

さらにログ(サンフランシスコ-アトランタ)” -4- “ログ(アトランタ-サンフランシスコ)” の例を紹介します。飛行機が離陸直後に急激に数値が上がり、その後は数値が一定しているのがわかります。

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mexico

 

VOXの記事は、通常の航空飛行の被爆は“ごく少量”で、まれな飛行では歯科用X線フィルム8回分程度で、頻繁な飛行は胸部X線検査2回以上に相当するとするチャートを示しています。

セーフキャストのデータからは、飛行機による旅行者はどんなフライトでも大体800CPM以上の被爆を受けます。対してほとんどの都市の地上で受ける平均値は20-60CPMの間であることがわかります。

人々が飛行して数時間にわたって受ける宇宙線の被爆量と、毎日地上で過ごして自然界あるいは人工の核種からの被爆量を比較するのは簡単なことではありません。

しかし、飛行機内の被爆量と、福島のような少し高い大気の被爆量を比較するのは価値のあることでしょう。セーフキャストのポリシーとして、私達は何が安全か否かをコメントするつもりはありません。むしろ、一人一人が、自分自身の被爆レベルに関して、「ごく少量」の基準を決める必要があると考えています。
セーフキャストでは、こういった議論ができるよう、そのために活用する具体的なデータを提供したいとも思っておりました。常に、地上レベルで測った私達の基本的なデータの視覚化は、ここで見ることができ、全てのセーフキャストのデータはCC0として提供され、ライセンスフリーでご利用いただけます。…

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セーフキャストとシャトルワース財団

In センサーネットワーク, ニュース, 主要記事, 測定 by sean

[:ja]ご存知の方もいるとは思いますが、南アフリカを拠点とするシャトルワース財団 がセーフキャストを支援してくれていて、私たちの4周年イベントの開催も可能にしてくれました。シャトルワースの特別研究員の一人として(ショーン・ボナーはシャトルワース財団の一員である)、セーフキャストと同じように透明性を重んじ、世界を変える可能性を秘めたプロジェクトに取り組んでいる世界各地の素晴らしい人々と出会い、一緒に働いていることを幸せに感じています。
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Upcoming bGeigie Nano workshop in Taipei

In ニュース by azby

FabCafe Taipei will host its second bGeigie Nano workshop in Taipei on Saturday, May 30. Last years’s workshop, led by Safecaster Joe Moross, was a huge success, and Joe will be there again this time to guide participants through the …

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SAFECAST REPORT第一版が発行

In ニュース by azby

[:ja]今年3月、セーフキャストはこれまでの活動をまとめた「SAFECAST REPORT」(セーフキャスト・レポート)の第一版をリリースしました。 このレポートには2つの機能があります。 ひとつは、ここまでの活動とその結果、そして今後数年間、セーフキャストがどのような活動を予定しているのかといった もうひとつは、避難(者)、環境、食べ物、健康への影響など、福島第一に関連した問題の現状についての“状況報告”です。 “セーフキャスト・プロジェクト”の最新情報についてです。もうひとつは、避難(者)、環境、食べ物、健康への影響など、福島第一に関連した問題の現状についての“状況報告”です。[:]
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セーフキャスト4周年公開イベントを開催します。

In ニュース by sean

[:ja]セーフキャスト4周年記念イベント 震災と原発事故から4年が経ちました。 市民が自ら放射性物質の数値を測定し共有することで安全を手に入れる、「市民科学」という新しい時代のカンファレンスに、参加しませんか? セーフキャストシンポジウム 東京 3月22日(日)12:00~ 会場: 恵比寿Digital Garage[:]
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bGeigie Nanoの使用説明-YouTube動画

In Hardware, 放射線, 測定 by kiki

セーフキャストが開発した組立式放射線計測機器 bGeigie Nano(ビーガイギーナノ) の使い方が簡単にわかるよう、ビデオで説明しました。
bGeigie Nano 基本説明
計測の仕方
充電の方法
付属品を使っての計測

 …

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Development: Real-Time Interpolation

In マップ, 主要記事 by Nick Dolezal

[:en]

Real-Time Interpolation:
A Powerful and Unique Tool
 – Overview and Upcoming Improvements – 


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Above: Measurements vs. Interpolation. Left: Actual measurement data points. Right: Interpolation of those points using the Safecast app.

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Above: Enabling IDW in the Safecast app for

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白鴎大学でセーフキャスティング

In ニュース by toshixx

2014年12月11日(木)、セーフキャストボランティアで白鴎大学(栃木県小山市)の在学生である渡辺晃平は、在学中の白鴎大学にてHakuoh Night Collegeというプレゼンイベントを主催し、200人を超える聴衆を前に「SAFECAST」についてプレゼンテーションを行いました。

参加者は、白鴎大学の学生を中心に、理事長や教職員の方々、一般の方々、報道関係者の姿がありました。プレゼンでは「SAFECAST」をテーマに、3・11当時の福島での体験の話から始まり、セーフキャストの活動に参加するまでの経緯、セーフキャストについてプレゼンしました。プレゼン終了後のフリートークセッションでは、セーフキャストの活動に多くの反響がありました。

私は、ひとりのセーフキャストボランティアとして「翻訳」を中心に携わってきました。以前、セーフキャストの英文記事を日本語に翻訳したときに、「英文を日本語化してくれたおかげでセーフキャストの活動を深く理解できた」というメッセージが届いたのです。それをヒントに私は、「セーフキャストの活動をもっと日本の方に知ってもらおう!」という大きな期待を得たのです。今回、このようなイベントで多くの日本の方々にプレゼンできたことは大きな意義があったと思います。加えて、北関東に位置する白鴎大学の在学者の多くが東北出身者であることも、今回のプレゼンの重要性を考える上で留意すべきことでした。

今回のプレゼンイベントは無事大成功に終わりました。応援してくださったみなさまに感謝申し上げます。

当日のプレゼン動画は現在編集しているところです。近日中にHakuoh Night Collegeにて公開しますので、ぜひご覧ください!

渡辺晃平

 

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Safecastによる海藻採取の試験的調査について

In ニュース by azby

福島第一原発の事故で放出された放射能の大半は(約80%とも言われています)、海に流失したというのは既知の事実ですが、地上にで生活している者にとって、これは不幸中の幸いであったかもしれません。そして、その放射能が食物連鎖の中に入り込んできているのかどうか、確実なことは分かっていません。
海藻は人間だけでなく、いろんな生き物たちも食べるので、食品の放射線量を測るうえで適材かと思います。 ウースター工科大学のマルコ・カルトフェン先生のご厚意により、我々が採取した海藻サンプルを使って様々な検査を実施してもらいました。


地図の説明:赤いマーカーで記された所はサンプルの採取ではなく停止した地点で、緑色の印がサンプル採取の行われた地点となります。各マーカーの上をなぞるようにマウスを移動させると(あるいはマーカーをクリックすると)、簡単な説明と画像が表示されるようになっています。
採取場所の地図リンク

海藻は通常、船に乗って沖へ出てから採取しますが、セーフキャスターのジョナサン・ワイルダーとジェレミー・ヘッドリーは、2014年、春分の日の週末に東京から福島に向けて車を北上に走らせて福島に向かい、岸辺からできる限り多くのサンプルを持ち帰ってきました。
採取した海藻サンプルは、岩礁で生育していたもの、海岸に打ち上げられたもの、または、土産物店で食材として販売されていたものです。
二人の課題は、セーフキャストのプロジェクトとして、福島第一原子力発電所を中心点とした南北200キロメートルに渡る距離を1キロメートル間隔で海藻サンプルを採取しました。それは放射能検査のサンプルとして有効なものが陸からも効率的に収集できるかどうかを確認するためでした。

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ほとんどの海岸線は、復興の真っただ中でした。いろんな場所で海藻が見つかりましたが、海藻に近づくことはできませんでした。この日はたまたま満潮時刻が早かったのと、終日の高波も物理的な障壁となり、海面に近づくことができなかったからです。

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最初に海藻を採取したのは、1.5メートルほど飛び降りたところにあった、滑りやすいテトラポッド上でした。
サンプル採取はなかなか難しく、片手で海藻を搔きむしり、もう一方の手で握っていた袋にそれをすくい取って入れるという作業となりました…。

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… 採取した海藻を波にさらわれないように。

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浜辺に打ち上げられた海藻は、ごくほんの少ししか見つかりませんでした。これは海から50メートルほどのところに打ち上げられたものですが、湿った海藻の場合、1回のサンプルに必要な量は280グラムなので、この量では全く足りず、採取しませんでした。

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完成してまだ日の浅い港なので、一艘の船も碇泊していません … 。

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サンプルに最適な海藻を海中に見つけた、と思ったのですが……。

選択肢の一つとして、私たちのどちらか一方が海に飛び込んで採ってくるというのもあったのですが、海水はまだ冷たく、しかも遊泳禁止となっているこの場所から飛び降りてしまうと、戻ってくるのは不可能なのでやめました。

出発前に機転を利かせて、ウェットスーツや足ひれ、魚の陸揚げ使うさおなどを持ってくれば役に立ったでしょうし、長めの植木ばさみや剪定ばさみなども持ってくれば良かったのですけれども……。
実際のところ、何も持ってこなかったので、セーフキャスト魂に意識を集中させ、辺りを見回し、海藻を引き上げるのに役に立ちそうなものはないかと探してみました。
港周辺は整然とした状態でしたから、何かが落ちているとはそれほど期待していませんでしたが、それにしても網や棒、竿など周辺に転がっていても良さそうなものは全く見当たりませんでした。
ところが、一対の古長靴と……、片方に長い糸がついていてもう一方に鉄の重しがついた長い竹竿(写真の左上)が見つかったのです。
竹竿を見つけた瞬間、まさにその海藻を取り上げるのに最適な道具が横たわっていたので、目を疑いそうになったのですが、残念なことに、海藻はあまりにもしっかりと根を這っていて海底から引き剥がすことはできませんでした。

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成果が得られない無駄な立ち寄りが続きましたが、サンプル採集初日の終わり間際に、昔ながらの日本的な景色を目にすることが出来たのですが(風景がつまらないというわけではないのですが)、その日訪れた多くの場所と同様、海藻に近づくことは出来ませんでした。
橋を渡って離れ小島に渡ることは禁じられていまいた。それはおそらく2011年3月の津波で損傷を受けて以来、未だに修復されていないからではないかと思われます。
橋は掛かったままで、海藻も見えたのですが、波がまた高くなっていて採取することはできませんでした。

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2日目は天気に恵まれ、海も穏やかでした。(ここも防波堤設置工事中であることは明らかです。)この場所からも海藻は採取できませんでした。

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時折、波が押し寄せ、テトラポッドの半分ほどまで海水が被ったりしましたが、この場所の海藻は比較的簡単に採取できました。

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このボートの進水路からは、2つの海藻サンプルを収集しました。
ひとつは先端に生息していたもの、もうひとつは、恐らく海藻農家のところから流されてきたもののようです。

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2日目の終わりには、立ち寄った箇所全部の16%に相当する地点から10個のサンプルが集まりました。
海藻を乾燥機を使って乾燥させ、検査用にマルコ・カルトフェン氏の元に郵送しました。
試験的調査の結果は、 「どのサンプルも放射線量は均等に低く(1キロに対し、一桁レベルのベクレル数値)、検出はされなかった」でした。
全ての調査が完了したら、またセーフキャストのブログで更新します。

まとめ: 海岸でのサンプル収集試験的調査に関して、冬以外の季節に、または海が荒れていないときに船を出して採集するのがより効率的であろうという結論に至りました。

作者 ジョナサン・ワイルダー