Safecastは、ソーシャル資金調達サイトKickstarterで高機能ガイガーカウンターの生産資金を募っています。透明ケースで、中身が見える限定版です!
bunnieさんが新たにデザインした高機能ガイガーカウンターを今年の3月に紹介しました。現在、International Medcom社がこの新しいガイガーカウンターの本格的な生産準備を進めており、それに向けた資金をソーシャル資金調達サイトKickstarterで募っています。このキャンペーンでは、数量限定の中身が見える透明ケースモデルを予約することも可能です。
詳しくは Kickstarter キャンペーン(英語)をご覧ください。…
Monitoring Air Quality
When we founded Safecast we were very aware that Radiation wasn’t the only invisible environmental factor around us that people should have more data about. It was the most pressing and the spark that set this in motion, but we …
bGeigie Hackerspace World Tour!
If you’ve checked out our maps recently you know that we have covered a lot of ground in Japan, but only scattered readings around the rest of the world. We think these global measurements are really important both to provide …
避難指示区域内の放射線量測定
セーフキャストの測定結果や関連する議論を今までご覧になっていれば、福島第一原発からの避難距離の決め方に問題があるとセーフキャストが主張していることがお分かりでしょう。風向きや天候、地形、その他様々な条件によって異なるため、「原発の近くでは放射線が強く、遠くでは弱い」というよりも、「放射性物質の降下量」に依存するのです。
セーフキャストの測定で、避難指示区域の外で強い放射線量が観測される一方、未だ避難区域には立ち入ることが出来ません。今週始め、セーフキャストのボランティアがガイガーカウンター(bGeigie)を持って避難区域に立ち入る機会があり、測定を行いました。
その結果に我々も驚きました。原発に近いにもかかわらず、遠い場所よりも放射線量が低い場所があったのです。…
新たなデータの可視化
Safecast の目的の一つは、放射線データを収集するだけでなく、収集データを役に立つ有用な形で提供することです。ここ数か月の私達の活動を見守って下さっている皆さんは、立ち上げ時にアップしたマップが何度も進化を遂げ、特定の目的を持つバージョンが複数作られてきたのを見てこられたと思います。今回もこれらマップを修正し、マップ専用の URL を設定しここに私達が製作する可視化マップを全て集約することにしました。maps.safecast.org をご覧ください。…
Safecast の新しいマップ
Safecast では当然のことながら、地図についてよく検討しています。実際、地図は私達の間で最もよく出る話題の一つでしょう。特にたくさんのデータが掲載された、理解しやすい地図について話し合っています。しかし理解しやすい以上に、役に立つものである必要があります。地図が何のデータを示しているかを理解することと、そのデータが何を意味するかを理解することは、まったく別の話です。私達は放射線マッピングについて話すとき、この点に何度も気づかされます。データを取得し地図上に集約することができても、「分かったけれども、それが何を意味するのか?私達は安全なのか?」と聞かれます。これは簡単に答えられる問いではありません。今月上旬に私達はこのことと、放射線がどれだけ怖いもので、地図上に赤いマークがあると見た人がパニックになってしまうといった話し合いをしました。パニックになるのは正しいことなのかもしれません。しかし単に放射線レベルに関するスペクトルを示す場合、一方に緑、他方に赤が使用されるのが一般的です。このような方法は情報を伝えるのに最適な方法ではないかもしれません。そこで私達は考え始めました。
放射線は目に見えず、ほとんどの人がその測定値や線量が何を意味するかさえよく知りません。私達はこれらをもっと人々が身近に感じる形で事実関係の中で理解できる方法を考え始めました。例えば天気、特に気温のことを考えてみましょう。あなたと私が昨日の天気がどうだったか知っていたとします。あなたが私に今日の天気はどうかを尋ね、私が今日の方が暑いよと答えた場合、あなたは私が何を意味したかすぐ分かるでしょう。もしこれと同じことを放射線についてもできたらどうでしょう?震災、津波、メルトダウンが起きる前の3月10日、放射線を心配する人はいませんでした。または少なくとも、通常以上のレベルになっていないかを心配する人はいませんでした。このためこの時を基準として、3月10日に比べ放射線レベルが同じまたは低いか、3月10日に比べ放射線レベルが高いかを、示してはどうだろう、と考えました。そしてこれが実際役に立つ情報だということが分かりました。このため私達は、このような情報を示した地図がどのように見えるかを大まかに作成してみました。左上の単純なモデル地図が、この考えを形にしてみた最初のコンセプト図です。ここには実際のデータは反映されておらず、単なるモデルです。白い四角はマッピングされていない部分、緑の四角は私達が測定した結果基準値と同じか低かった部分、黒い四角は測定値が基準値より高かった部分といった具合です。私達はこの数週間、これを実際の地図にしていくにはどうしたらいいかを検討してきました。
私達は今日、この最初のバージョンをトップページに掲載しました。まだ望んでいる機能全てを備えていませんが、最初の一歩です。重要な問題の一つとして、「何を基準値にすべきか?」ということがあります。震災以前のデータがあまりないため、これは難しい問題です。現在のところ、基準値を35CPMとしていますが、これは変更される可能性もあります。私達は、皆さん(ウェブの閲覧者)自身でその基準値を変更することができるようにして、どこに基準値を置くべきかを各自で決められるようにしたいとも考えています。また、各四角についてより多くのデータを閲覧できるように(例えば基準値より高い測定値がいくつ見つかったかなど)したいと考えています。また地図を拡大しそれに合わせた粒度で情報が見られるようにもしたいと考えています。しかしこれが最初のマップであり、この方向性で進めていこうと意気込んでいます。皆さんからのご意見もお待ちしています。
もう一つトップページを見て気づいていただけるかと思うのは、ドライブマップについてのより詳細な説明と、私達の新しい(そして拡大中の)固定センサー(ガイガーカウンター)ネットワークです。これらは放射線レベルの経過を追い、変化を確認するのに非常に役立つことになると思います。…
Kickstarter 機器の配備を開始
私達の Kickstarter プロジェクトをフォローして下さっている皆さんは、日本の現地に 100 台の測定器を配備することが私達の主な目標だということ、またこのプロジェクトに 1,000 ドル以上寄付して下さった方には私達からガイガーカウンターを贈らせていただくことを、もうご存じだと思います。このどちらもが、今日現在すでに開始されていることをお知らせいたします。現地での活動については Safecast.jp をかなり定期的に更新していますので、詳細はそちらをご覧ください。1,000 ドルより少し少なめに寄付して下さった皆様への感謝の粗品についても発送を始めていますので、該当する方は郵便受けを気にしていて下さいね。近いうちに、さらにニュースをお知らせしますので、ご期待下さい。