今月のドライブ:セミパラチンスク核実験場

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チャガン湖は、1965年1月15日、旧ソビエト連邦の地下核実験によって行われたセミパラチンスク核実験場です。それにより、巨大な噴火口の形状をした湖ができました

チャガン湖で計測された放射線レベルはセーフキャストの放射線データベース内で最も高いレベルの数値でした。

一人のセーフキャストのボランティア、ここでは“マーカス”氏と呼ぶことにしますが、彼は最近カザフスタンからセミパラチンスクとその周辺地域のデータをセーフキャストにアップロードしてくれました。

マーカス氏は、1965年1月15日にソビエト連邦地下核実験が行われたチャガン湖(バラパン湖とも呼ばれている)付近の放射線レベルを、ビーガイギー・ナノを使用して測定しました。ソビエト連邦が湖や港の建設といった土運搬にも利用できる核兵器実験として、100回以上も浅い地表地盤での核爆発実験を行いました。これは1962年7月に米国ネバダ州ユッカ平原で行われたプロウシェアー作戦の一部であるセダン核実験と同様で、実験モデルとして真似たように見受けられます。セダン核実験は直径約390メートル(1,280フィート)、深さ約408メートル(1,338フィート)の噴火口形状を残しました。チャガン湖は似たような大きさで、直径408メートル(1,338フィート)、深さ約100メートル(328フィート)です。

 

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チャガン湖岸のビーガイギー・ナノ

米国の砂漠での地上実験が示すように、チャガンの爆発は岩や砂を溶かし、“トリニタイト”として知られる人工鉱物に変質させました。マーカス氏のデータが示すように、チャガンはまだ非常に高い放射線量の地域です。実際、福島とチェルノブイリを除けば、チャガンの放射線レベルはセーフキャストのボランティアが今まで計測した地域では最も高い値となっています。

 

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跡地に行きつくには大草原を突き抜ける長距離ドライブが必要です

セーフキャストの他のボランティア達は、過去にビキニ環礁やエニウェトク環礁の核実験テスト跡地で測定を行ってきました。そういった地域はたいてい現地へアクセスしにくいのが実情です。私たちは、そういった地域へビーガイギー・ナノを持参して非常に困難を伴う旅をして、現地で測定してくれる人たちに非常に感謝いたします。

 

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1998年IAEA放射線評価報告書がセミパラチンスクの状況について、多くの基本情報を提供しています。この地図はチャガン/バラカン湖地(私たちが赤でハイライトしている部分)と周辺地域を示しています。

 

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マーカス氏はアルマトイ等カザフスタンの他の地域も測定してくれました。

翻訳:Kiyoshi Yoshiyama