Safecast (セーフキャスト)は、データによって人々が自ら力を持てるよう、データを提供する活動を世界規模で行うプロジェクトです。主にセンサー(ガイガーカウンター)ネットワークを構築し、人々が活動に寄与し収集したデータを自由に使用できるようにすることで、この目的を達成しようとするものです。3 月 11 日の地震およびそれに伴う福島第一原発事故が発生して以来、より多くのデータを必要としていることが明らかになりました。Safecast は、International Medcom 社や慶應義塾大学などの協力団体と協働し、警戒区域周辺を含む日本全国に配置された、固定センサーおよび移動センサーから成る放射線センサーネットワークを構築してきました。

Safecast は、データ(中でも自由に入手できるデータ)が多いほどよいという考え方を支持します。私達は、特定の情報源を信頼できないものと指摘することを目的としているのではなく、既存の測定データに追加データを提供し、データを強化することを目的としています。集約された複数の情報源データは、より優れた正確なものとなります。

現在私達が最も重視しているのは日本の放射線ですが、この活動を通して、世界規模でより多くの環境データが必要とされていることを認識するに至りました。Safecast は、長期的な活動としてこれらニーズに取り組みます。Safecast は米国に拠点を置く組織ですが、現在は日本での現場活動に重点を置いています。また私達のチームには世界中からメンバーが参加しています。

Here is a SAFECAST flyer (Japanese & English) that you can print out.


Reoccurring monthly support

Safecast に関する基本情報

  • Safecast は 3 月 11 日の東日本大震災後 1 週間で設立されました。
  • 中核チームは 5 名、常時活動に携わるボランティアが世界中に 100 名以上います。
  • チームメンバーは東京、ポートランド、ロサンゼルスに集中しています。
  • Kickstarter を通し 3 万 7,000 ドルを、個人の寄付により 4 万ドルの資金を確保しました。
  • 現在までに配備されたセンサーは、移動センサー 25 台、ハンドヘルド 50 台、固定センサー 50 台です。
  • さらに 50 台の機器の使用が 2011 年 7 月末までに開始される予定です。
  • 短期目標は、6 カ月で 500 台のセンサーを日本国内に配備することです。
  • 今年の2月時点で、350 万以上の地点におけるデータが収集されました。
  • Safecast が収集し公表したデータは全て CC0 指定の下に公開され、入手可能となっています。
  • 現在、ネットワーク化が可能な機器を設計中で、この機器は今年後半に生産の予定です。
  • 上記活動のための追加的資金を必要としています。